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ドル/円:調整下げの動き。強い下値抵抗にも注意。134.50以下の越週か134円割れを見た場合 は“ドル弱気”に変化して一段の下落へ。139.00超えで終えれば“強気”に変化。


ドル/円:調整下げの動き。強い下値抵抗にも注意。134.50以下の越週か134円割れを見た場合 は“ドル弱気”に変化して一段の下落へ。139.00超えで終えれば“強気”に変化。

日足は2手連続陰線引けとなり、前日の陰線が6/16に付けた131.50を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインを若干下抜けて終えている。さらに直近の陰線が137.00-10の抵抗を割り込んで終えており、短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して下値余地を模索する展開となっている。下値リスクがやや高いものの、現状は調整下げの範囲内にあるので、週初の突っ込み売りにも注意する必要がありそうだ。一方で上値も、137.40-50超えにやや強い抵抗が出来ており、138.90-00の抵抗を上抜けて終えるまでは上値余地も拡がり難い。また、日足、週足の抵抗が134.50-60にあるが、これを割り込んで終えるか、値動きの中で134円割れを見た場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化してドルの下落幅拡大に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は、136.80-90,137.40-50,138.20-30に、下値抵抗は135.70-80,135.00±10銭、134.50-60にある。21日移動平均線は136.72にあり、この下に入り込んで下値リスクが点灯中だが、120日、200日線は126.72と121.73に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 一方直近の週足を見ると、前週の陽線の値幅を切り崩す陰線引けとなり、新たな上昇トレンド入りの可能性を打ち消した格好となった。しかし、現状は下値を切り上げる流れを維持していることや、135.00±10銭、134.50-60に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、全て下抜けて越週しない限り、調整下げの範囲内と見ることが出来るのでドル売りも慎重に。今週については反発余地も限られる展開が予想されるが、138円台を回復すれば調整下げに終わった可能性が点灯、138.80-90の抵抗を上抜けて越週した場合は“ドル強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなる。逆に、134.50以下で越週するか134円割れを見た場合は短期トレンドが大きく変化して、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなるので要注意。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、137.00-10,138.20-30,138.80-90に、下値抵抗は、135.00±10銭、134.50-60,131.50-60にある。31週、62週移動平均線は124.21と117.74にあり、中期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ドル買いは135.00-10の押し目があれば買い狙い。損切りは134.40で撤退。134.00割れを見た場合は短期戦略をドルの戻り売り方針に転換。ドル売りは137.30-40で戻り売り。損切りは下値リスクが若干後退する138.10に置く必要がある。 上値は、136.50-60に軽い抵抗が、136.80-90,137.10-20,137.40-50,137.90-00に強い抵抗が出来ているが、全てクリアして138円台を回復すれば下値リスクがやや後退、138.30-40,138.70-80,138.90-00の抵抗を全てクリアして139.00超えで終えれば、“ドル強気”の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなる。下値は、136.00-10,135.70-80,135.50-60,135.00±10銭、134.70-80,134.50-60に強い抵抗があり、全てを切り崩せずに反発に転ずる可能性を残しているが、134.50割れで終えるか、134.00-10の抵抗を下抜けた場合は、今年3月に付けた114.65を基点としてドル上昇トレンドを維持して来た流れに変化が生じて、ドルの下落幅拡大に繋がり易くなる。この場合は131~132円ゾーンにある下値抵抗の強さを確認する動きへ。さらに131円割れの越週か日足が130円割れで終えた場合は126~127円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2021/11/18~2022/07/22(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/06/07~2022/07/22(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:上値トライに失敗。戻り売り。強い下値抵抗ポイントにも注意。137円割れの越週か136.50割れで終えた場合は一段の下落リスクが点灯。

直近の日足は上ヒゲがやや長い陰線引けとなり、上値トライに失敗した形で終えている。また、2手前の陰線も上ヒゲが非常に長く、上値トライに大きく失敗した格好となっており、この足が142円台の重要ポイントにぶつかって反落したことや、直近の陰線が140円割れを見て短期トレンドに変化が生じており、一段の下落リスクに注意する必要がある。137~138円台に日足、週足ベースで見た強い下値抵抗が散在するが、136.50割れで終えた場合は、下値余地が135円前後までさらに拡がり易くなる。短期トレンドは141円台を回復すれば下値リスクが若干後退するが、142円台に実体を戻して引けない限り“ユーロ強気”の流れに変化しない。日足の上値抵抗は139.60-70,140.50-60,141.10-20,142.00-10に、下値抵抗は138.60-70,138.00-10,137.20-30にある。21日移動平均線は140.25にあり、この下に入り込んで短期トレンドは“ユーロ弱気”に変化しているが、120日、200日線は135.94と133.57に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変化が認められない。 一方直近の週足は実体が小さく上ヒゲが非常に長い陰線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻されて引けている。単体では下値リスが高いものだが、138.00-10,137.00-10に週足の下値抵抗が控えており、これらを一気に切り崩すのも難しいと見られる。但し、137円割れで越週するか、日足が136.50割れで終えた場合は新たな下落リスクが生じて、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなる。この場合は134~135円台にある中期的な下値抵抗の強さを確認する動きが強まろう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は139.60-70,140.10-20,141.30-40に、下値抵抗は138.60-70と、前述の138.00-10,137.00-10にある。31週、62週移動平均線は134.62と132.50に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見か、136.40に損切りを置くなら137.00-10まで引きつけて軽く試し買い程度に。売りは139.60-70の戻りを軽く売って140.10で一旦撤退するか、140.50-60の戻り待ち。この場合の損切りは下値リスクが若干後退する141.30で撤退。 上値は139.60-70,140.00-10,140.50-60,141.20-30に強い抵抗があるが全てクリアして実体を141円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退、142.00超えで終えた場合は、 “ユーロ強気”の流れに戻して144円台前半にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。下値は、138.60-70,138.10-20,137.70-80,137.50-60,137.20-30,137.00-10に強い抵抗が散在するが、137円を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて135円前後にある中期的な下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/01/04~2022/07/22(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

 

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