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FX「利上げ幅は0.5%か0.75%か、インフレターゲットを超える物価に苦しむ経済」南アランド見通し

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総括

FX「利上げ幅は0.5%か0.75%か、インフレターゲットを超える物価に苦しむ経済」南アランド見通し

「通貨5位、株価4位」
「予想レンジ 南アランド7.9-8.4」

(ポイント)
*今週の政策金利は05%引き上げか。少数派は0.75%引き上げ。
*6月消費者物価の発表もある。
*一時2位だった通貨番付は5位へ落ちる
*成長率見通しは今年が2.2%となり、6月から0.2%上振れ
*計画停電は今週終了か
*第2の電力会社設立を検討中
*ガソリン価格は26.74ランドへ急騰
*ゼネストが8月に計画されている
*ラマポーザ大統領の強盗事件に関わる疑惑あり
*ロシア産原油の輸入を計画している
*貿易・経常収支は黒字が継続
*上海経済再開もランドを支えた
*失業率は35%と高い ジンバブエの難民が職業を奪う
*アフリカ開銀はアフリカ大陸でのスタグフレーションを示唆

(下げ止まり、停電終了、第2の電力公社の設立か)
下げ止まったか、今月はここまで対円で2.64%安、対ドルで4.83%安。年初来弱い円よりも弱い。指標悪化、停電、大統領の脱税疑惑と弱い材料が続いたが、漸く計画停電は今週末までに終了することとなった。またラマポーザ大統領は、停電は国全体の経済発展と財政に影響を及ぼし続けており、政府は3500億ランドもエスコムの債務を保証していると述べ、長期にわたる低エネルギー容量と戦うために、与党ANCは、エスコムの独占に異議を唱えるための第2の電力公社の設立を提案した。ラマポーザは、新しいエネルギー生産システムの作成は、現在のシステムの障害によってもたらされるリスクを軽減するのに役立つだろうと付け加えた。

(政策金利決定、0.5%か0.75%か)
 さて7月21日には政策金利の決定がある。前回5月に続く0.5%の利上げを予想されているが、少数は0.75%利上げを予想している。昨年11月から累計1.25%利上げしている。その後は9月も0.5%利上げし、来年の1月か3月の決定会合で再度0.5%利上げすると予想だ。来年11月には利下げに転じるとの予想も示された。消費者物価は今年5月の前年同月比上昇率が6.5%と目標レンジの3-6%を2017年以降で初めて超えた。
 インフレ率についての予想は今年7-9月期が7.5%で、その後来年10-12月期の4.5%に向けて徐々に減速するとされた。ただ今年の平均は6.5%と、引き続き目標レンジを上回ると予想されている。
 成長率見通しは今年が2.2%となり、6月から0.2%上振れた。ただ、国内の慢性的な停電の影響は見込まれ、コロナ禍の打撃の反動で好調だった昨年の4.9%に比べると、大きな減速が引き続き予想される。今週の6月消費者物価の予想は7.3%である。

(ガソリン価格は26.74ランドへ急騰)
 ガソリン価格は26.74ランドへ急騰した。約216円だ。南アのGDPは約5千ドル、ガソリン価格170円の日本の一人当たりのGDPは4万ドルと比べれば高すぎる。野党DAは燃料価格規制緩和法案を提出する。実現すれば、燃料に対する追加税を廃止し、燃料価格の規制緩和を行うことで、ポンプの価格を1リットルあたり最大9ランド下げることができるようだ。

テクニカル分析(ランド/円)

踏ん張って8円台は維持

日足、ボリバン2σ下限から小反発。7月14日-15日の下降ラインが上値抵抗。7月12日-15日の上昇ラインがサポート。5日線横ばい、20日線下向き。
週足、6月6日週の長い上ヒゲが効いて下落。ボリバン中位を割り込む。5月9日週-7月11日週の上昇ラインがサポート。7月4日週-11日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向く、20週線上向き。
月足、6月は上昇スタートも長い上ヒゲで7月の下落に繋がる。1月-3月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



喜望峰

雇用200万人増加計画、失業率の高さは不法移民か

 南アのヌゲシ労働大臣は、世界で最も高い失業率の1つに取り組み、次の選挙までに200万人もの新しい雇用を追加したいと考えている。約1200万人の南アフリカ人が仕事を失っている。失業率は35%。
 政府は、同じスキルを持つ外国人よりも南ア人の仕事へのアクセスを優先するための政策修正に取り組んでいる。外国人とは、ジンバブエ、ボツワナ、ナイジェリア、ガーナをなどからの流入者だ。国家統計局によると、南アに住む6000万人のうち約300万人が移民。それらの多くはジンバブエ人だ。ジンバブエ人がたくさんいる理由は、国が崩壊したためであり、それが根本的な原因であることは誰もが知っていると、大臣は言った。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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