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FX「12日ぶり陰線。インフレ収まらず6月23日は0.75%追加利上げか」メキシコペソ見通し  

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総括

FX「12日ぶり陰線。インフレ収まらず6月23日は0.75%追加利上げか」メキシコペソ見通し                                         

予想レンジ 6.5-7.0

 (ポイント)
*立て続けに年初来高値を更新している
*5月の消費者物価は7.65% 075%の追加利上げ観測強まる
*年初来でも最強通貨
*自動車生産が回復している
*ムーディーズが22年の成長見通しを上方修正した
*知事選挙では与党が6州のうち4州を制した
*今夜は4月鉱工業生産の発表がある
*大統領は米州首脳会議を欠席
*郷里送金は4月で24か月連続増加
*輸出の80%を占める米国の経済次第のところもある
*中銀はタカ派的姿勢を維持
*失業率も3%と低い
*5月製造業PMIは改善
*4月貿易収支は3か月ぶりの赤字
*大統領の支持率は高い
*輸入関税を廃止して物価高抑制を狙う
*フィッチは「BBB-」「見通し安定的」の格付けを維持
*電力国有化法案は否決
*リチウム国有化法案は可決
 
(高値更新、最強通貨維持)
ペソは6月8日に6.868円をつけ2週連続で年初来高値を更新している。また2022年の最強通貨も維持している。ただ昨日は12日ぶりの陰線となった。

(5月消費者物価)
 5月の消費者物価は、前年同月と比べて7.65%上昇した。中銀は利上げを続けているが、物価上昇は抑えられていない。
5月は食料品と飲み物、たばこの価格が前年同月と比べて11.27%上がった。農産物やエネルギー価格を除くコアインフレ率は前年同月比で7.28%。現在利上げは8会合連続。
 中銀は先週、インフレを目標まで引き下げるために必要なら、より強力に行動することをいとわず、6月23日の次回会合で0.75%の利上げを実施する可能性があると表明した。
 中銀が民間銀行など37機関の予測をまとめて6月1日に公表した調査では、22年通年のインフレ率の見通しは6.81%だった。5月公表時点の6.75%から上方修正。23年通年のインフレ率の見通しも4.34%と5月公表時点の4.13%から上方修正となった。

(5月自動車生産が回復)
5月の自動車生産は前年比5.9%増で4月の2%増を上回った。半導体不足の状況が、予想外に改善している。尚、自動車輸出は1.1%増で4月の2.9%増を下回った。

(知事選で与党が優勢)
 メキシコで6月5日に行われた地方選は、ロペスオブラドール大統領率いる与党が6州のうち4州の知事ポストを制した。2024年の次期大統領選に向け、同氏の権力基盤が強化される見通しだ。4州の知事ポストを確保すれば、与党MORENAは32の地方行政区のうち20を掌握し、大統領への支持継続を裏付ける結果となる。メキシコ大統領の任期は6年で再選はできない。ロペスオブラドール氏の側近によると、同氏は後継選びに大きな影響力を持つ見込みで、今回の地方選勝利が権力基盤強化につながるとの見方を示した。

(ムーディーズ、メキシコの2022年GDP成長率を引き上げ)
 ムーディーズは、メキシコの2022年GDP成長率の予測値を1.1%から1.8%へ0.7ポイント引き上げた。その理由について「各種経済指標が予想よりも良い値となったこと」や、「サービス産業の活性化」と説明している。その他の機関による2022年のメキシコのGDP成長率予測値は、IMFが2.0%、世界銀行が2.1%、メキシコ中央銀行が2.4%、大蔵公債省が3.4%となっている。

(今夜は4月鉱工業生産の発表)
今夜は4月鉱工業生産の発表がある。予想は前年同月比で1.8%増、前月比で0.1%増。3月は前年比で2.6%増、前月比で0.4%増であった

テクニカル分析

年初来高値更新も昨日は12日ぶりに陰線

日足、今週はまたもや年初来高値更新し6.868をつけた。ただ昨日は12日ぶりに陰線となった。6月8日-9日の上昇ラインを下抜く。6月8日-9日の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は6.885。5日線、20日線上向き。
 週足、3週連続陽線、今週もここまで陽線。5月30日週-6月6日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限の6.805へは余地あり。
 月足、4か月連続陽線、6月も陽線スタート。ボリバン2σ上限と3σ上限の間で推移。雲の上。5月-6月の上昇ラインがサポート。
年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。



VAMOS MEXICO

ロペスオブラドール大統領が米州首脳会議を欠席

 ロペスオブラドール大統領は、米ロサンゼルスで6月6日始まった米州首脳会議を欠席すると発表した。米国が会期中、強権国家のキューバやベネズエラ、ニカラグアを招待しない方針に反発した。米州首脳会議は6月10日まで開かれる。米国はメキシコ国境を通じて流入する不法移民への対策を協議する意向で、ロペスオブラドール氏の欠席は痛手だ。
 ロペスオブラドール大統領は「全ての国が招待されない米州首脳会議などあり得ない」と述べ、エブラルド外相を代理で出席させる意向を示した。ロペスオブラドール氏は7月に訪米し、バイデン米大統領と会談するという。米州首脳会議に出席しないことはバイデン大統領を支持しないということではないとも語っている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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