2022年5月13日
【ドル/円】:短期トレンドに変化。下値余地が拡がる可能性に注意。
ドル/円は寄り付き高値の大陰線で終え、この足が短期トレンドに変化を生じさせています。下ヒゲがやや長く、下値トライにも失敗していますが、短期トレンドが変化して間もないことから、反発余地が限られる展開が予想されます。短期トレンドは130円台に実体を戻して終えない限り変化しません。中・長期トレンドが強い状態を保っており、上下動を繰り返すと見られるので、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。 ドル買いは様子見です。ドル売りは128.70-80で戻り売り。上値余地を129.00-10近辺まで見て置く必要があります。損切りは浅い場合で129.20,深い場合は129.60で撤退です。 日足の上値抵抗129.00-10,129.50-60,130.10-20に、下値抵抗は127.10-20,126.20-30、125.50-60,125.00-10にあります。
【ユーロ/円】:短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化。
ユーロ/円は大陰線の出現となり、この足が短期トレンドに変化を生じさせています。134~135円にあった強い下値抵抗もすり抜けており、強い下げエネルギーが働いた状態です。大きなエネルギーを吐き出しており、また、133.30-40に週足ベースで見た下値抵抗がありますが、133.00以下で終えた場合は一段の下落リスクが生じます。但し、130円割れで越週しない限り、中期トレンドは変化しません。買いは様子見です。売りは134.20-30で戻り売り。損切りは135.10に置く必要があります。上値抵抗は、133.90-00,134.20-30,135.00-10に、下値抵抗は133.30-40,133.00-10,132.00-10にあります。短期トレンドは135円台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に変化しますが、137円超えで終えない限り、下値リスクを残します。131.10-20以下から厚くなる下値抵抗にも注意が必要でしょう。
【ユーロ/ドル】:戻り売り方針継続。
ユーロ/ドルは揉み合いを下抜けた位置に陰線が出ており、新たな下げトレンド入りの可能性が生じています。長期的な下値抵抗ポイントにありますが、トレンドが弱いので買いは様子見です。売りは1.0410-20で戻り売り。損切りは1.0460で一旦撤退です。上値抵抗は1.0410-20,1.0450-60,1.0490-00に、下値抵抗は1.0350-60,1.0220-30,1.0170-80にあります。短期トレンドは1.0620-30の抵抗を上抜けて終えない限り変化しません。
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