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【ダイジェスト】FX/為替「ドル/円131円も…。もう止められない円安無限ループ!隠れた目的は日本の債務維持!?」志摩力男氏 2022/4/6

動画配信期間:2022/4/6~
国際的な大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任し、ファンドマネジャーとしても活躍された志摩力男氏による為替相場の解説セミナーです。 世界中のヘッジファンドや有力トレーダーとの交流の中で見えた、最もホットな通貨ペアの相場見通しやマーケット展望を、志摩氏独自の切り口で明快に解説します。

(11:27頃から)
円安が進む理由として「日米金融政策の差」「コモディティ価格の上昇(=本邦の貿易赤字拡大懸念による円売り)」「118円以上にあったノックアウトオプション(特に120円が多かったと推測。本邦輸入筋によるドル買いのノックアウトオプション消滅により、ドル買い需要増加)」「個人投資家のドル/円ショートポジション(今回の局面で売りあがった個人投資家が多かったと推測)」「大学ファンドによるドル買い」が挙げられます。

大学ファンドについて、4.5兆円からスタートしており、控えめに見て4.5兆×70%で約3兆円のドル買い・円売り需要が出たと見ています。

(17:40頃から)
日米金融政策について、アメリカはインフレ対応で米金利が上昇する一方、インフレ対策をとる日本は金融緩和を続けていることから、ドル高・円安の流れとなっています。

アベノミクスについて、当初は2年でデフレ脱却だったが、終わりが見えない。本当の目的は「国家債務維持政策(国債金利がゼロ=国の利払いを極端に少なくすること)」ならば、円安が進んでも、インフレになっても、日銀国債買入れオペは0.25 %での指値オペを続ける可能性もあり得ます。日銀16年9月にイールドカーブ・コントロール(YCC)を導入しており、今後許容幅を拡大するのか、それとも現在の10年ではなく5年などほかの金利に導入するのか注目です。

(23:48頃から)
指値オペを実施すると日銀のバランスシート拡大につながり、円安材料となってインフレが高まる、そこでまた指値オペを実施するという、本邦の量的緩和が際限なく拡大するリスクがあります。

なぜこのようなことを行うかは、「債務利払いを少なくしたい」という事情があるのではないでしょうか。債務が増加する一方で金利が低下しており、利払いはほぼ横ばいになっています。そうなると、現在のYCCを解除する気はないのでは?との疑念も出てきます。

(33:12頃から)
今後、世界経済からロシアの原油や天然ガスが切り離されることが予想されるため、これらの価格は高止まりが予想されます。そうした中、本邦の貿易収支は赤字の拡大が予想されます。

(58:20頃から)
やはり一番は、ドル/円が非常に長い三角保合を上抜けたことで、動きやすくなったことです。少し落ちたところで押し目買いすることで儲かりやすいマーケットが続く可能性があります。また、GWは例年円高になる傾向がありましたが、次の日銀会合(4/28)で黒田総裁が金融政策を変えなければ、円安となる恐れもあります。

志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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