と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
目次
有事の際も外国為替相場は動く!
有事の際に買われる通貨は?!
有事の際に円安になることも?
まとめ
有事の際も外国為替相場は動く!
- しくしくしく
- どうしたんだい?花粉症で涙が止まらないのかい?
- 外国で大きな戦争が起こっていて…
- 少し前のまんがでもやったロシアのウクライナへの軍事侵攻のことかい?
- そうです。なぜこんな状況なのに為替相場は動くのでしょうか?
ピザちゃんは心が痛くてそれどころじゃないです! - 気持ちはわかるよ。
でもね、こういったことが起こった国の通貨をFXで買っている人はどうすると思う? - 今後どうなるかが心配なので、その通貨の取引をやめて他の通貨を買っちゃうか、または一旦様子をみます。
- そのとおり!では他の国の通貨を買うとするならどこの国の通貨にするのだ?
- 安全な国が良いです。
- たとえば?
- 戦地から遠いところとか、戦争に関係ないところですね。
- ということは?
- オーストラリアはロシアやウクライナから遠いから、豪ドル?
- まぁ今回の情勢に限っては正解。(少し情報を仕入れているようだな)
では今回に限らず、有事の場合にと言ったらわかるかな?
有事の際に買われる通貨は?
- 「有事のドル買い」とか「有事の円買い」って聞いたことがあります
- そうだね。
もう一つスイスフランも有事には買われやすいのだ。 - なぜでしょうか?
- ピザちゃん、さっき自分で答えを言っていたよ。
まず、スイスフランから。
スイスと言われて思いつくことは? - ピザちゃんの故郷であるイタリアのすぐ上にあります!山が奇麗なイメージです。
あと、永久中立国でしたっけ? - 永世中立国ね。簡単に言うと国際条約によって戦争を行わないことを約束した国のこと。
なので、今回もスイスは地理的にはヨーロッパの中にあるからロシアとも近いんだけど、「戦争をしません」って約束しているから資金の逃避先になりやすいのだ。 - では日本はどうでしょうか?
ピザちゃんは日本も戦争をしないっていうところがトマトペーストじゃなくて、ミソだと思うのですが。 - その通り。その他には、日本は島国で欧米からも離れていることも大きな要因なのだ。
- なるほどー 他の国と陸続きでないっていうのも重要なんですね。
- そうなのだ!例えば、この日。
2021年11月26日のドル/円のチャートを見るのだ。
- 最近ですね。何かありましたっけ…?
- 新型コロナウイルスの変異株(のちにオミクロン株と命名)が南アフリカで発見されたことで、不安感から円が大きく買われたのだ。
- 思い出しました!ピザちゃんのチーズが恐怖でカチコチに固まった日です!!
有事の際に円安になることも?
- あれ?
- どうしたのだ?
- ピザちゃんが心を痛めているロシアがウクライナへの侵攻を開始した日のドル/円チャートを見るとドル買いになっています!!
- では、この日の値動きをもう少し細かく見てみるのだ!
- 最初はリスク回避の円買いだったけど、途中からリスク回避の米ドル買いとなったのですか?
- と言うよりも、最初からリスク回避の円買いとリスク回避のドル買いだったのだ。
最初は「日本円>米ドル」だったのが、途中から「米ドル>日本円」に変わったのだ。 - そういうことなんですね。
- 原因は政策金利の差だったり、有事が起こってしまった国と対象通貨の国との物理的な距離だったり、その時々によって色々な要素はあるけれど…
まず、米ドルの特徴から考えてみたらどうだい? - 米ドル…
- 呼んだかい?
- あ、ミスター米ドルさん!世界一と言われるアメリカドルの特徴を教えてください!
- いま、自分で言ったぜ!
世界一取引高が多い通貨で、世界の基軸通貨の米ドルはそれだけに信頼性も高いんだぜ!! - だから、有事の時は米ドルが人気なんですね!
- このまえやったじゃないか、もう忘れたのかい…?
- す、すみません…
食べないでください… - 思い出したかい?
- はい。有事の時に米ドルさんが人気なのを思い出しました!
- ただし米国内でテロなどが発生したときは米ドルが売られることもあるので、有事の発生場所には要注意なのだ。
まとめ
- と言うことは…
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