FX/為替予想「ウクライナ情勢へのリスク警戒も、底堅いコモディティ価格を支えに豪ドルは大崩れしない」短期トレード即効チャージ！豪ドル　2022/3/3

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

今日の豪ドルトレードシナリオ

ここまでの相場

・豪2021年第4四半期消費者物価指数（CPI）は前年比+2.6%（トリム平均）と豪中銀（RBA）の目標レンジ（2～3%）の中央値を突破。

・RBAがCPIのほかに注視するのが賃金指数。この賃金の伸びが前年比3%を超えるのをRBAは目安にしている。2021年第4四半期前年比+2.3%（最新）。

・1月分の豪雇用者数は1.29万人増と1月は新型コロナの感染拡大があったにもかかわらず堅調な結果。失業率は4.2%と2カ月連続で2008年8月以来13年ぶりの低水準。

・3月1日のRBA理事会、政策金利は0.10%で据え置き。近い将来の利上げは示唆せず。

・2月19日に豪国防省が「同17日に豪哨戒機が中国艦船からレーザー照射を受けた」と発表。同20日にモリソン豪首相は「威嚇行為だ」と中国を非難。

・「あと２回四半期CPIを見てインフレ高進の持続を確認したい」（ロウRBA総裁 2月11日の議会経済委員会での発言）。

・ウクライナ情勢への侵攻を受けて、ロシアはSWIFT（国際銀行間通信協会）から排除される。

・WTI原油価格はウクライナ情勢の悪化を受けて一時2011年5月以来となる112ドル台まで上昇。

今日のメインシナリオ

ウクライナ情勢へのリスク警戒も、底堅いコモディティ価格を支えに豪ドルは大崩れしない。

ウクライナ情勢は停戦協議（3月1日に続いて2回目）への期待から過度のリスクオフは後退している。ただ、ロシア側とウクライナ側で停戦条件に大きな隔たりがあるとの報道もあり、そう簡単に合意に至るものではないと思われる。また、この間もロシアの侵攻は続いているため、戦闘激化懸念から再びリスクオフに振れる可能性が大きいとみている。引き続きヘッドラインには注意が必要。一方で、原油価格をはじめとした資源価格の上昇、ロシアから地理的に遠いこと、2日に発表された2021年第4四半期豪GDPも予想を上振れ豪経済の堅調さを示すなど、豪ドルを支える要因も多い。リスク警戒感もあるが、欧州通貨の様に大きく値を崩す可能性は低そうだ。

個別の想定シナリオ

■ウクライナ情勢のヘッドラインに一喜一憂
⇒状況悪化ならリスクオフ、悪化しなければ底堅い
⇒リスクオフなら豪ドルは売り、リスクオンなら豪ドルは底堅い

■コモディティ価格の上昇
⇒資源国通貨の豪ドルは買われやすい
⇒豪ドルは大崩れしない
⇒豪ドル/円は底堅い

チャート分析

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注目材料

ウクライナ情勢
豪1月貿易収支

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。8時に豪ドル/円のボリンジャーバンドで売りシグナルが点灯している。

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【情報提供：外為どっとコム】

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※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。