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FX「最強通貨維持 今週は消費者物価」南アランド見通し

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総括

FX「最強通貨維持 今週は消費者物価」南アランド見通し

通貨首位、株価5位
予想レンジ 南アランド円 7.3-7.8

(ポイント) 
*最強通貨維持、貿易黒字が支えている
*株価も強い
*金、銀、白金、パラジウム価格が高い
*今週は消費者物価の発表
*インフレは目標圏内に収まっている
*350ランドのコロナ助成金の1年延長
*来年は1%のVAT引き上げが予想されている
*EUが中国に対抗して巨額融資
*財政は改善している
*ZONDO委員会がズマ時代の汚職報告書を提出
*IMF成長見通し下方修正
*オミクロン感染者数は急減も依然2千から3千人の新規感染者あり
*懸念は電力不足、与党の支持率低下、ズマ前大統領の汚職裁判に反発が起きていること、土地収用問題など
*経常・貿易黒字は維持している
*中国景気指標に左右される南ア経済である

(最強通貨維持)
先週末は小緩んだが、週足は陽線。前週の対円7.46から7.57へ上昇、最強通貨を維持した。貿易・経常黒字が持続している。金、銀、白金、パラジウムなどの南ア産出の資源価格が上昇している。南アの株価指数も年初来3.63%高とマイナス圏に陥っている他国と比べれば好成績だ。2022年成長見通しは2%と高くないが、インフレも5.9%とインフレターゲットの3-6%のレンジ内だ。それでも10年国債は9%台にあるので海外からの資金流入も続いている。

(今週は消費者物価の発表)
 1月消費者物価の発表がある。前回は5.9%上昇、今回の予想は5.7%と低下する。

(SONA=国家演説)
ラマポーザ大統領の国家演説は災害の現状、電力問題、失業危機、汚職、社会不安、経済の復活など、多くの主要なトピックに触れた。ただ野党はどこの国でもあるように約束はしたが実行していないと批判した。また350ランドのコロナ助成金の1年延長を維持したが終了後は1%のVAT引き上げが予想されている。財政の健全性を保つと言うことだが、これは2月23日の財政演説を待ちたい。

(IMFの警告)
 IMFは、南アはコロナ感染からの予想よりも早い回復にもかかわらず、中期的には成長が鈍いことに直面していると述べた。不安定な電力供給、失業率の悪化(34.9%)、民間部門への銀行貸付の弱さで景気回復は脆弱であるとした。

(貿易黒字が長く続いている)
単位百万ランド

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テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン3σ上限越えるも週末急反落

日足、長くボリバン2σ上限で抵抗されていたが、2月10日は一気に3σ上限を越えるも、週末は再びボリバン2σ上限を割り込む。2月8日-11日の上昇ラインがサポート。2月10日-11日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲の上。
週足、ボリバン2σ上限近くまで上伸も、週末下落し陽線だが上ヒゲが伸びた。1月31日週-2月7日週の上昇ラインがサポート。10月18日週-2月7日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、ボリバン中位から雲へ向かって反発。21年6月-10月の下降ラインが上値抵抗。12月-1月の上昇ラインがサポート。
年足、21年はかろうじて陽線。22年も陽線スタート。18年-21年の下降ラインが上値抵抗。20年-21年の上昇ラインがサポート。

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喜望峰

EU、アフリカに1500億ユーロ投資

 フォンデアライエン欧州委員長は、アフリカに1500億ユーロ(約20兆円)超を投資すると発表した。域外のインフラ整備を支援する大規模な投資計画「グローバル・ゲートウエー」の一環で、アフリカで影響力を強める中国に対抗する狙い。
 昨年12月に発表された同計画は2027年までに官民で最大3千億ユーロの拠出を目指している。今回の投資が全体の半分を占め、アフリカ重視の姿勢を鮮明にした形。
 アフリカでは中国やロシアが大規模な投資を進めているが、人権や環境に配慮していないとの批判も出ている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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