豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
目次
今日の豪ドル トレードシナリオ
ここまでの相場
・消費者物価指数は前年比+2.1%(トリム平均)と約6年ぶりにRBAの目標レンジ内に。
・RBAは賃金の伸びが3%を超えるのを目安にしている。(現状2.2%)
・1月20日の新型コロナ新規感染者数は約44,620人と減少傾向。
・12月分の豪雇用者数は6.48万人増と歴史的な増加を見せた11月分からは減少したものの、堅調な結果。失業率は4.2%と2008年8月以来13年ぶりの低水準。
・米連邦公開市場委員会(FRB)のタカ派化懸念から米株価の下落には要注意。
・原油価格は、このところの急上昇を背景に利食い売りが強まったが、中東情勢の悪化やオミクロンの影響軽微などから原油供給に逼迫懸念もあり底堅い。
・ウクライナ情勢は「いつロシアの攻撃が始まってもおかしくない状況」。
今日のメインシナリオ
米株調整買いなら豪ドル円も上昇。緊迫するウクライナ情勢次第で大幅円高も覚悟すべき。
米国の金融政策引き締め加速への警戒感から引き続き米国や日本を中心に株式市場は軟調な推移が予想される。ただし、米国株は5日続落となっていることから週末を前に調整の買い戻しが入る可能性は頭に入れておきたい。原油価格は中東情勢の悪化懸念や今後の供給ひっ迫懸念が残っており、引き続き底堅い動きが予想される。これにより豪ドルは日米株価下落の影響から上値の重い展開が予想される一方で、供給ひっ迫懸念から原油価格が底堅い動きを続けることで下値も限定的となりそうだ。NY時間には米株の調整買いから豪ドルも上値を伸ばす可能性あり。その他、警戒すべきは日に日に緊張度が増しているウクライナ情勢。報道を見る限りではいつロシアが「侵攻」してもおかしくない印象を受ける。週末に何かあれば、リスクオフで円高方向に大きく下げて週初を迎える可能性もあるので、週跨ぎのポジション保有には普段以上に注意が必要。
個別の想定シナリオ
■日米株価下落懸念(米金融引き締め加速、ウクライナ情勢への警戒)
⇒リスクセンチメントに敏感な豪ドルは売られやすい
⇒豪ドル円の上値は重い
■中東情勢や供給ひっ迫懸念で原油価格上昇
⇒コモディティ価格もつれ高
⇒豪ドルにとっては支援材料
⇒豪ドル円の下値も限定的
■5日続落している米株価の反発(NY時間)
⇒米株価の上昇は豪ドル上昇要因
⇒豪ドル円も上昇
チャート分析
注目材料
日米株価動向と原油価格
ウクライナ情勢
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル円、豪ドル米ドルともに大雨。豪ドル円のMACDは7時に売りサイン点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
豪ドル ちょい足し情報
外国為替市場は土、日はお休みで取引がない。そのため、週末に地政学リスクなどのリスク要因(または、すごくポジティブな材料)が台頭して、週明けに前週末終値から大きく乖離して取引を開始することを窓開けと言う。上方向(終値よりも上昇して開始)に窓を開けることを「ギャップアップ」、下方向の窓開けを「ギャップダウン」ともいう。今週末の豪ドル円はギャップダウンの可能性に要注意。
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