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FX「リセッション?電力国営化に米国不満、団子天井、5日線が20日線下抜く」メキシコペソ見通し

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総括

FX「リセッション?電力国営化に米国不満、団子天井、5日線が20日線下抜く」メキシコペソ見通し

予想レンジ 5.2-5.7

 (ポイント) 
*リセッションの可能性が出てきた
*12月のGDP速報値は前年同月比0.2%減少
*22年の成長見通しのコンセンサスは2.8%だがBOAが1.5%成長と低い予想を出した
*BOAが22年GDP伸び率予想1.5%に下方修正
*4Q・GDP発表は1月31日
*資源関連産業を政府が独占する法案を大統領が提出
*米エネルギー長官がメキシコ訪問、メキシコの電力市場に対する国家統制で
*11月の鉱工業生産は弱い
*三菱メキシコ=自動車生産は上半期なお鈍化
*12月CPIはコア指数高く追加利上げ観測は消えず
*次回政策金利発表は2月11日 
*仕送り送金堅調でペソを支える
*5日線が21日線を下抜く
*3Q経常収支は赤字に転じる
*外需は強いが内需は弱い

(頭が重い)
1月5日に高値5.694をつけてからは、若干頭が重くなった。コンセンサスではないがBOAが22年の成長予想を2.5%から1.5%に下方修正したことで一時5.60を下回った。国内の経済活動の回復ペースが予想を下回っているためと説明している。コンセンサスの2.8%を下回る予想を示した理由として、「一連の慎重な政策、低い成長率期待」を挙げるとともに、新型コロナウイルスの深刻な感染状況を指摘した。実際11月の鉱工業生産も前月比0.1%減で予想の0.5%も下回った。
 
(リセッションの可能性)
 昨年12月の国内総生産(GDP)速報値は前年同月比0.2%減少した。昨年下半期にメキシコがリセッションに陥っていた可能性が懸念されている。
分野別では、製造業などの第2次産業が前年同月比0.4%増。サービスなどの第3次産業は同1.3%減少した。
昨年3Qの前期比マイナスや10-11月の経済指標から、4Qも前期比マイナスだったとの見方が出ている。昨年10月のGDPは前月比マイナス。11月のGDP速報値は前年同月比でかろうじてプラスとなった。11月の確報値は今月25日に公表される。
メキシコ中銀のヒース副総裁は、公表済みのデータが改定されなければ、4Q・GDPは前期比0.5%マイナスだった可能性があると指摘した。2四半期連続のマイナス成長はリセッション入りを意味する。4Q・GDPの速報値は今月31日に公表される。

(米国経済の強さと仕送りが支え)
 その中でも、年初来のペソが12通貨中4位で底堅いのは、米国同様に高いインフレとなりながら適宜に金融引き締めも行っていることがある。米国金利上昇がありながらペソは他の中南米通貨と比べれば大きくは売り込まれていない。今年はドルよりも強い。もちろん米国経済の強さで、出稼ぎのメキシコ人労働者による仕送り送金が堅調であることもペソを支えている。メキシコの輸出の80%が米国向けである。メキシコは米国との自由貿易と財政規律を追求している。比較的低水準の政府債務、投資適格格付け維持の見通しも評価されている。

(米エネルギー長官がメキシコ訪問、メキシコの電力市場に対する国家統制で)
 さてグランホルム米エネルギー長官が今週メキシコを訪問する。メキシコ政府が計画している電力市場見直し(国営化)が協議の議題になる可能性があるという。米国は、民間企業を犠牲にして電力市場に対する国家統制を強めようとするメキシコ大統領肝いりの動きに懸念を表明している。公正で自由な貿易を追求するUSMCAで議論が始まる。

(12月失業率)
 12月失業率は3.5%で11月の3.7%から改善した

テクニカル分析

団子天井気味、5日線が20日線を下抜く

日足、ボリバン2σ上限を一時上抜き5.693の2020年2月以来の高値を更新した。ただその後は伸び悩む。団子天井気味。1月18日-19日の下降ラインが上値抵抗。
12月15日-1月20日の上昇ラインがサポートだが下抜くか。5日線下向き20日線を下抜く。雲上。
 週足、1月10日週は7週ぶりに陰線。今週もここまで陰線でじり安。12月27日週-1月3日週の上昇ラインを下抜く。11月22日週-29日週の上昇ラインがサポート。1月3日週-10日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足、一時雲に突入も再び雲下に。ボリバン中位からは反発。11月-12月の上昇ラインがサポート。20年2月-22年1月の下降ラインが上値抵抗となるか。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。ただ年初から僅かだが陰転。

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VAMOS MEXICO

メキシコ自動車生産、上半期なお鈍化も 半導体不足

  三菱自動車メキシコ子会社の最高経営責任者は、半導体不足と新型コロナウイルス禍の影響により、メキシコでの自動車生産は少なくとも今年上半期いっぱいペースが鈍る可能性があるとの認識を示した。世界的な半導体不足により、メキシコなど北米地域の生産拠点は操業停止や減産を強いられている。
 2021年の自動車生産台数は前年比2%減少し、20年の20%減よりは縮小が緩和したが、4年連続で前年を下回った。今後数カ月の半導体調達について、メキシコでの強い需要や日本の親会社からの大量供給があるために、三菱自メキシコは他社よりも良い状況にあるとした。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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