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FX「経常収支に注目、成長見通し上方修正、大統領の健康に不安あり」トルコリラ見通し」トルコリラ見通し

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総括

FX「経常収支に注目、成長見通し上方修正、大統領の健康に不安あり」トルコリラ見通し」トルコリラ見通し

通貨最下位、株価12位

予想レンジ トルコリラ/円 11.20-12.2

(ポイント)
*大統領の健康不安説流れる
*今週の焦点は経常収支、他に失業率、外準、鉱工業生産、小売売上
*インフレ見通し引き上げつつル下げする矛盾あり
*シリア攻撃か
*成長見通しは大幅上昇修正
*対米関係進展せず
*株価が上昇、年初来上昇率では日経を抜く
*10月製造業PMIは悪化
*10月消費者物価は19.89%増
*大統領が10大使の追放指示(その後大使側譲歩で鎮静化)
*大統領は、利上げ派の中銀金融政策委員の3委員を解任した
*8月経常収支が黒字となった
*外貨準備も増加中
*中銀、外貨預金準備率を2.0%引き上げ
*大統領支持率低下

(大統領の健康不安説)
 11月3日にはエルドアン大統領の健康不安説が流れ、一時対円で11.57まで下落した。政府は否定しリラも回復するが、放映された大統領の足取りはおぼつかないことは確かだ。

(インフレ見通しを引き上げつつ、政策金利の2%の引き下げという不合理)
 中銀はインフレ見通しを引き上げつつ、政策金利の2%の引き下げを行った。年内最後のインフレ報告で、年末時点のインフレ率を18.4%とした。従来の予測は14.1%だった。このような不合理な金融政策が市場の信頼感を失いリラが売られている。10月消費者物価は前年比19.89%増となり、予想の20.4%は下回ったが、9月の19.58%を上回り依然高インフレが続く。

(対米関係進展せず)
米国とトルコが戦闘機の売却を巡り、溝を埋められずにいるが10月31日の首脳会談では協議の継続を確認するのみで、具体的な進展はみられなかった。一時は大使の追放危機まで浮上した北大西洋条約機構(NATO)同盟国同士の不和は解決の糸口が見えない。

(救いは株価が強くなってきた)
イスタンブール100種株価指数は年初来、マイナス圏を脱して8.93%高。
日経は年初来7.52%高。

(今週の指標、経常収支に注目)
今週は9月経常収支の発表、8月に続き黒字となるか。予想は17億ドルの黒字。他に失業率、外準、鉱工業生産や小売売上の発表がある。

(各社がトルコの成長見通し上方修正)
*フィッチ=9.2%、GDPが、「強い内需、生産の力強い回復、純外需」からの支援を受けている。来年は3.5%、2023年には4.5%成長し続けると予測。
エネルギー価格の上昇とトルコリラの減価により、インフレ率は今年17%にとどまると予想され、2022年には13%に低下するとした。
 増加する観光客でGDPに対する経常赤字の比率は2021年には3%、来年には2.3%に低下するだろう。2023年の選挙に先立って特別な刺激策が導入されるかどうかを検討する。

*ムーディーズ=2021年と2022年にそれぞれ9.2%と4.8%拡大すると予想。現在、2021年の実質GDP成長率は、6%から上方修正。インフレは2021年末に19%、2022年末には16%を超えると予測。

*EBRD=成長予測を今年9%に上方修正。輸出と内需の回復やコロナ禍の緩和に伴う観光業再開の効果を指摘した。リスク要因としては金融政策が混乱していることと、高インフレを挙げた。6月時点の予測は5.5%だった。
来年は潜在成長率の3.5%近くに落ち着くと予想。エネルギー価格上昇と、時期尚早の利下げが経済成長の阻害要因とした。
 リラがさらに下落すればトルコの対外債務返済能力を損ないかねないと警告した。トルコが外国資本に依存している状況を考えると、実質金利がマイナス4%近辺となっている状態は持続不可能だとも警告。「経済が外国資本に大きく頼っている場合に金融政策の予測がつかないと、投資家がリスクの悪化を感じた際に我先にと資本の引き揚げが起きることになるのは明らかだと述べた。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

弱含み推移続く

 日足、 弱含み推移続く。10月25日-11月3日の上昇ラインがサポート。11月4日-8日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。ボリバン2σ下限は11.476。
週足、ボリバン3σ下限から反発も続かず2σ下限へ下落。10月25日週-11月1日週の上昇ラインを下抜くか。3σ下限は11.184。
 月足、9月は7月-8月の上昇ラインを下抜く。10月も陰線。9月-10月の下降ラインが上値抵抗。ボリバン2σ下限は11.28。
 年足、6年連続陰線。今年は僅かながらも陽線スタートも3月の中銀総裁の電撃解任で陰転。18年-20年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

シリア攻撃か

トルコが隣国シリアへの越境軍事作戦の準備を進めているもようだ。政府は侵攻の用意を表明しており、シリアに影響力を持つロシアと水面下の交渉を行っているとの情報もある。テロ組織とみなすクルド系武装勢力を掃討し、低迷する政権支持率回復につなげる思惑がある。エルドアン大統領は「いつでも必要な時に越境作戦を行う。テロ組織との戦いから退却することはない」と述べた(日経)。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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