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FX「米国雇用統計のふりかえり 2021年11月号」By 外為どっとコム総研

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執筆日時:2021年11月8日10時00分
執筆者:株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人

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※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート

米雇用統計のふりかえり

5日、米労働省が発表した10月の非農業部門雇用者数(NFP)は53.1万人増と、市場予想45.0万人増を上回る好結果に。また、9月分のNFPも19.4万人増から31.2万人増へ上方修正されるなど、夏場の新型コロナウイルス感染症の急拡大が収まったことを示唆しました。業種別では、レジャー、専門職・企業サービス、輸送・倉庫、ヘルスケア、卸売、金融、鉱業と幅広い分野で増加。少し意外だったのは、半導体の供給不安定から生産量が抑制されている自動車分野が2.8万人増だったこと。ひょっとしたら、サプライチェーンのボトルネック緩和進展を予見しているのかもしれない。こうした分野の改善は復興の土台をさらに強固にすることになりそう。

ただし、雇用者数はコロナ直前と比べ未だ420万人低いレベルとあって人手不足解消は遠い。時間当たりの平均賃金は前月比0.4%増、前年同月比4.9%増と悪いインフレ加速の不安も燻っている。全体的には、夏場のコロナ再拡大による復興スピード鈍化との懸念を押し返した点は評価されるが、悪いインフレへの懸念がくすぶり概ね及第点といったところだろう。

好結果を受けてドル/円は114.02円レベルまで上伸したが、前日のNY高値越えに失敗すると、113.30円レベルまで押し戻されて週の取引を終えた。金利市場は長短金利差が縮小。雇用統計を受けて早期引き締めが意識され債券は瞬間下落(金利は上昇)したが、テクニカルな要因から長期債中心に上昇(金利は低下)するなど、不安定な動きとなった。短期的にはより積極的に緩和策の巻き戻しの進展余地が示された様子だが、一方で、継続的な金融引き締め観測は高まっていないことを示唆する動きだったのかもしれない。かたや米国株式市場では、ダウ工業株30種平均は景気回復への期待が広がり史上最高値を更新。ダウ平均は203.72p高い、36327.95ドルで終了した。

 

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