2021年11月2日
【ドル/円】:強気を維持。上値抵抗にも注意。
ドル/円は、衆院選で自民党が単独過半数を獲得したことを好感して、東京市場(9:00am)では前日のNY市場終値から上寄りのスタートとなりましたが、114円台前半の上値抵抗をクリアしきれずに押し戻されて引けています。下げエネルギーの強いものではないので下値余地も限られる展開となりそうですが、114.60-70の抵抗を実体ベースで上抜けて来るまでは上値余地も拡がり難い状態です。113.00割れで終えた場合は下値リスクが点灯、112.50割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して111~112円台の足元を固め直す動きが強まり易くます。 ドル買いは113.50-60の押し目待ちとします。損切りは113.20で浅めに一旦撤退するか、深い場合は112.90で撤退です。ドル売りは114.30-40で戻り売り。損切りは114.80で撤退です。 日足の上値抵抗は114.30-40,114.60-70,115.00-10に、下値抵抗は113.50-60,113.20-30,113.00-10にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開。
ユーロ/円は前日の陰線の値幅内に実体の小さい陽線が入り込んで続落を食い止めています。上昇余力の強いものではないので、上値を追い切れない可能性も高いと見られます。買いは様子見か131.00-10まで引きつけて。損切りは一段の下落リスクが生ずる130.80で浅めに撤退です。売りは132.50-60で戻り売り。損切りは133.10で一旦撤退です。上値抵抗は132.50-60,132.80-90,133.20-30に、下値抵抗は132.00-10,131.50-60,131.00-10にあります。133.50超えで終えれば一段の上昇へ。131円割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻します。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる動き。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、トレンドが弱いので買いは様子見か、1.1550-60で軽く試し買い程度に。損切りは1.1520で浅めに撤退です。売りは1.1630-40で戻り売り。損切りは1.1680で撤退です。上値抵抗は1.1630-40,1.1680-90に、下値抵抗は1.1550-60,1.1500-10,1.1480-90にあります。1.1700-10の抵抗上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、1.1750-60の抵抗をクリアした場合は短期トレンドが変化します。
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