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FX「豪経済加速!RBA理事会での政策変更は??」週刊為替レポート ハロンズ 豪ドル、NZドル 2021年10月30日

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▼豪経済は早くも加速。
▼予想以上のリバウンド…
▼一方でNZは…?
▼原油は増産できるのか?
▼週足で三役好転!?
▼11/1 週のイベント
▼一言コメント

豪経済加速!RBA理事会での政策変更は??

豪経済は早くも加速。

80ドル台で引き続き高止まりする原油価格を支えに、豪ドル、NZドルは底堅い動きに。豪ドルは27日に発表された豪7-9月期消費者物価指数(CPI)のトリム平均が2015年第4四半期以来の2%を超え、29日の9月小売売上高も今年5月以来の前月比プラスとなるなど、豪経済の回復力の強さが数字からもうかがえました。豪ドル円も一時86円台に乗せ、豪ドル米ドルも7月6日以来の0.7550ドルに乗せるなどともに下値を切り上げる動きとなりました。他方でNZドルは27日に発表された9月の貿易収支では月間ベースで過去最大の貿易赤字額を記録しましたが金利先高観もあり底堅い動きになりました。

予想以上のリバウンド…

7日に発表された豪CPIは前期比+0.8%(予想:同+0.8%)、前年同期比+3.1%(予想:同3.1%)となりました。特に燃料費と新築住宅価格の上昇が目立ちましたが、アルコールや衣類などを除くとほぼ全ての分野で上昇がみられました。これによって豪準備銀行(RBA)が目安としているトリム平均が前年比+2.1%と2015年第4四半期以来の2%を超え、「CPIが2%を超えるのは2023年半ば以降」としていたRBAの予想を大幅に覆すものとなりました。ロウRBA総裁は「利上げを検討するには、インフレ率が数四半期にわたって2%を超える必要がある」とたびたび言及していますが、シドニー、メルボルンのロックダウンが解除され、エネルギー価格が急激に上昇、全材料不足によるサプライチェーンがひっ迫している現状を考えると、第4四半期のCPIも強い結果となることが予想されます。また、RBAが28日の定例オペで3年債利回り目標の対象である2024年4月償還債の買い入れを見送ったことで、早期利上げ観測が高まっています。RBAがCPIトリム平均とともに重視している賃金の伸びが確認できていないことが気になりますが、2日のRBA会合でRBAのスタンスがタカ派的に変更される可能性もありますので、要注意となります。27日にオーストラリアと産業構造が似ているカナダの中央銀行(カナダ銀行・BoC)が量的緩和策を終了することを発表するとともに、市場の予想する利上げ時期の前倒しを否定しなかったことも、RBAの早期利上げ観測が強まる後押しとなっています。両国は原油価格動向に景気が左右されやすいため、RBAも“賃金の伸び”というハードルを越えていないものの、インフレ加熱を抑えるために政策を調整する可能性は高くなっているのではないでしょうか。

一方でNZは…?

今週発表されたNZの9月貿易収支は前述のとおり、過去最大の赤字額を記録しました。原因は建設に使用される機械や乗用車などの資本財の需要とサプライチェーンのひっ迫による価格上昇、それにプラスしてNZ特有の輸出の季節性によるものです。NZの主要輸出品となる乳製品は秋から冬(NZは南半球なので4月~8、9月頃まで)にかけて乳牛の搾乳量の減少とともに輸出量が激減してしまいます。また、NZは観光立国でもあるので、新型コロナの影響で昨年3月以来、外国人の入国を原則禁止していることも大きく影響しています。ただ、過去のNZの貿易収支を見ても9月10月頃からは輸出額が増加する傾向にありますし、ワクチン接種の進展とともに徐々に観光客も戻ってきます。これから(現地の)夏に向けてNZドルが一段と強含む素地は揃ってきているのではないでしょうか。

原油は増産できるのか?

世界的なエネルギー不足への懸念が今週も豪ドル相場の支えとなりました。来週は4日にOPECプラスの会合があり、そこで12月の追加増産について話し合われる予定となっています。日本などの消費国から産油国へ増産要請が出ていることもあり、追加増産に期待する声が上がっている一方で、OPECプラス全体での協調減産の順守率が115%と過剰減産となっており、一部の参加国に合意した供給量まで増産できる能力が欠けていることが判明しています。そのため、サウジアラビアのような増産能力のある主要国が増産要請に応えるかということになりそうです。追加増産がなければ原油価格は90~100ドルに向けて上昇を再開し、追加増産があればある程度落ち着いたレベルまで価格も下がることになります。資源国の豪にとっては4日の会合は大きなイベントとなりそうです。

週足で三役好転!?

豪ドル円は週足一目均衡表での三役好転(①転換線が基準線を上抜ける。②ローソク足が雲の上。③遅行線がローソク足の上。)となり、買いシグナルが点灯しています。近いところでは2018年2月5日高値の87.50円が一つの目安となりそうです。その上の水準となると心理的な節目となる90.00円を試す動きとなりそうです。一方で下値は、10月22日安値の84.61円が目途となりそうです。日足の転換線付近まで下落したら買い、22日安値割れでS/Lも一考かと思います。

【豪ドル円、週足・一目均衡表】

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予想レンジ:
AUD/JPY:84.00-88.00、NZD/JPY:80.00-84.00

11/1 週のイベント:

11/01 (月) 10:45 中国 10月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
11/02 (火) 06:45 NZ 9月住宅建設許可件数(前月比)
11/02 (火) 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
11/03 (水) 06:45 NZ 7-9月期四半期就業者数増減(前期比)
11/03 (水) 06:45 NZ 7-9月期四半期失業率
11/03 (水) 09:30 豪 9月住宅建設許可件数 (前月比)
11/03 (水) 10:45 中国 10月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
11/04 (木) 09:30 豪 9月貿易収支
11/05 (金) 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、四半期金融政策報告


(執筆:中村 勉)

一言コメント:

今年もハロウィンの季節がやってきました。英国では4割近くが居留守を使うようです。私が米国に在住していた際は、近所の小さな子供たちの可愛い訪問の他に、隣家の高校生(背は私より高い、見た目もおっさん)が来て冷蔵庫の中を荒らされました…(汗)今となっては良い思い出です。

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