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FX「中国景気減速と石炭価格急落で南アランドも反落」南アランド見通し

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総括

FX「中国景気減速と石炭価格急落で南アランドも反落」南アランド見通し

通貨6位、株価6位
予想レンジ 南アランド円 7.4-7.9

(ポイント)
*先週は中国GDP減速と石炭価格急落で南アランドも下落した
*株価は底堅い
*IMFは2021年の成長率は引き上げたが22年は低成長とした
*9月消費者物価は5%上昇
*金属労働者組合の賃金ストが終了
*11月は利上げ観測あり
*11月1日には地方議会選挙がある
*コロナ感染者数は減少
*8月小売売上高は減少 暴動の影響
*コロナ禍の規制を緩和した
*フィッチは景気見通しを上方修正するも格付けは現状維持とした
*JPモルガンがランド売り推奨 一時下落も反発
*2Qの経常収支は黒字額が過去最大
*2QGDPも改善
*インフレ目標は3-4%へ明確化
*弱点は雇用と停電

(中国要因で下落)
10月半ばまでは月間最強だったが、先週末で月間6位に下落。対円では7.948から7.65へ下落した。資源価格の上昇、金融引き締め観測、コロナ抑制策の解除などで買われていたが、外部要因で崩れた。貿易依存の高い中国景気の減速(3Q・GDPなど)や中国政府による石炭価格高騰の抑制策が影響した。中国からの石炭需要は南アが引き受けていた部分も多かったからだ。ズマ前大統領逮捕に起因する暴動で対円で7.11まで下落。その後7.948まで上昇、その半値の7.53あたりに近づいてきた。

(IMFの来年の見通しもネガティブに反応)
IMFは今年の成長率を4.0%から5.0%へ上方修正したが、この回復ペースを維持する可能性は低く、2022年には成長率が2.2%に低下するとの予測を出したこともランド相場はネガティブに反応した。

(今週の予定、選挙もあり)
今週は卸売物価と貿易収支の発表がある。

(9月消費者物価)
9月消費者物価は前年比で5.0%上昇した。8月は4.9%の上昇、予想は5%であった。インフレターゲット3-6%の中間値の4.5%を超えている。中銀はターゲットを3-4%に変更することを計画しており引き締め政策が必要となる。ガソリン、輸送コスト、住宅価格が上昇した。コアは3.2%上昇、8月は3.1%、予想も3.1%。

(白人排斥を掲げる政党が躍進か)
11月1日、5年に1度の統一地方選が行われる。各種調査で、過激な白人排斥を掲げる極左野党「経済的解放の闘士(EFF)」の躍進が見込まれている。人種対立の先鋭化が、マンデラ元大統領が多人種共生を掲げた「虹の国」の理念を揺るがしている。
EFF、与党ANCを離脱したマレマ氏が2013年に結党した新興政党だ。短期間のうちに野党第2党となり、統一地方選では結党以来、初めて首長ポストを獲得する可能性がある。
「黒人のための南ア」の実現を目指す黒人民族主義を掲げ、暴力も辞さない過激な街頭運動や「白人を殺せ」との主張など人種対立をあおる手法が特徴だ。選挙戦では、白人の土地の強制接収のほか、富裕層地区への黒人貧困層向け住宅建設などを訴えている。

(賃金交渉終結)
全国金属労働者組合(Numsa)6%の賃金契約を結んだことでストライキが終了した。
職場復帰は10月25日となる。

(南ア国債に海外資金が流入)
JSE(ヨハネスブルグ証券取引所)は外国人による国債購入は10月8日までの1年間でネットで219億ランドとなった。比較的好調な経済、交易条件の改善、商品価格の上昇と高利回りで南ア国債が選好された。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σ上限から反落

日足、ボリバン2σ上限から反落へ。10月6日-22日、10月5日-6日の上昇ラインがサポート。10月21-22日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。雲上。
週足、10月11日週-18日週、10月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。6月7日週-10月18日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、雲に一時突入も反落。20年5月-21年8月の上昇ラインがサポート。21年6月-9月の下降ラインを一時上抜く。18年2月-21年6月の下降ラインが上値抵抗。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

南ア株価指数

南ア株価指数(アフリカ全株指数)は年初来12.86%高とまずまずのパフォーマンス。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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