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中国要因で下落、国内要因はまずまず

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総括

中国要因で下落、国内要因はまずまず

通貨6位、株価12位
予想レンジ 南アランド円 7.2-7.7

(ポイント) 
*9月は12通貨中、11位と弱い
*中国景気の減速と、中国恒大の債務問題で資源価格が下落に南アランドに影響した
*政策金利は3.5%に据え置き
*フィッチは景気見通しを上方修正するも格付けは現状維持とした
*コロナ感染抑制策もレベル2へ引き下げられた
*今週は8月卸売物価指数、8月貿易収支、9月アブサ製造業PMIの発表
*8月の消費者物価)上昇率は前年比4.9%
*JPモルガンがランド売り推奨
*2Qの経常収支は黒字額が過去最大
*2QGDPも改善
*2Q失業率と3Q企業信頼感指数は悪化
*インフレ目標は3-4%へ明確化
*南ア株価指数は弱い
*弱点は雇用と停電
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結、これを新財務相が受け継ぐかどうか

(中国要因で下落、国内要因はまずまず)
 今月は12通貨中、11位と弱い。引き続き低迷している。中国の景気減速と、中国恒大の債務危機が資源価格の下落を招きランドの下落となった。一方、南アが産出しない原油価格は上昇し、インフレ懸念へと繋がっている。今月は金が3.63%、パラジウムが20.40%、白金が4.81%下落、原油(WTI)は7.99%上昇している。経済運営は悪くはなく、2Q貿易収支、経常収支、GDPが大幅改善、コロナ感染抑制策もレベル2へ引き下げられた。

(政策金利は据え置き)
 政策金利は3.5%に据え置かれた。新型コロナウイルス禍からの景気回復はほぼ終了したとの見解を示した。据え置きは7会合連続。全会一致で決定した。中銀は、政策金利が今年4Qに0.25%上昇し、2022-23年の各四半期に一段と上昇する見通しが示された。今年の国内総生産(GDPP)見通しは5.3%と6月時の4.2%から引き上げた。鉱業などのセクターが上半期に力強く拡大したことなどが主因という。
中銀は「景気回復の大半は今や過去のものだ。輸出価格の上昇は収束するだろうが、非常に弱い雇用創出は家計消費を鈍化させる」とした。今年のインフレ率見通しは平均4.4%と従来の4.3%からやや引き上げた。

(今週の経済指標)
今週は8月卸売物価指数、8月貿易収支、9月アブサ製造業PMIの発表がある。
卸売物価予想はは前年比7.2%上昇と高い。資源価格下落で貿易収支に影響が出るかなどに注目したい

(8月消費者物価)
8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.9%で、7月の4.6%から加速した。
前月比では0.4%上昇%、7月は1.1%上昇。食品と非アルコール飲料、燃料、エネルギーを除くコアインフレ率は3.1%で前月の3.0%からやや加速。前月比では0.3%で前月の0.5%から減速した。

(フィッチの格付け判断)
フィッチは2022年3月末までの財政赤字は改善へ向かっているとした。力強い経済成長で
税収が増加したからだ。ただ格付けBB-で見通しはネガティブのままとした。未だ電力を安定供給出来ない国営電力会社のエスコム社の債務問題や7月の暴動での政府費用の増大がある。

(最新の中国との貿易関係)
 南アにとって中国は最大の貿易相手国だ。
2021年7月の中国からの輸入は全体の19.4%であり、中国への輸出は全体の12.6%となっている。

テクニカル分析(ランド/円)

ボリバン2σK減から上げ切れず

日足、ボリバン2σ下限から小反発も先週末は再び下落。9月22日-24日の上昇ラインがサポート。9月23日-24日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。雲下。
週足、8月30週-9月6日週の上昇ラインを下抜き下落。2週連続陰線。8月23日週-9月20日週の上昇ラインがサポート。9月13日週-20日週の下降ラインが上値抵抗。
月足、9月は雲に入れず下落。20年8月-21年8月の上昇ラインがサポート。18年2月-21年6月の下降ラインが上値抵抗。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

BRICSの第13回首脳会議

 BRICSの第13回首脳会議が9月9日、開催された。インドのモディ首相が議長を務めた。。テーマは「BRICS域内の持続性、団結、相互理解のための協力」で、各首脳は「新型コロナ禍」の中での国家間協力や持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた連携の必要性をあらためて確認した。
 9月24日には日本と米国、豪、インドの4カ国が「クアッド」として初の首脳会談を行った。4首脳は太平洋地域における中国の影響力に対抗する取り組みについて協議し、結束を示した。インドはBRICSとクアッドの両方に参加している

情報提供元:FX湘南投資グループ
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