25日に発表されたメキシコ4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前年比+19.6%と、速報値からの修正はなかった。主要輸出先である米国経済の回復を受けて、製造業を中心に持ち直しの動きが確認された。
ただ、ここにきてメキシコでも新型コロナウイルスの感染拡大第3波が広がっており、回復途上にあるメキシコ経済への影響が懸念される。足元でメキシコ全土の新規感染者数は2万人超と過去最高レベルで推移している。25日には死者数が986人に上った。26日にメキシコ中銀が公開した8月会合の議事録でも、利上げに反対票を投じたメンバーから「新たな利上げは逆効果を生みかねない」との懸念が表明されたことが明らかになった。
メキシコ中銀は当面、伸び悩む景気と高止まりする物価の板挟みで金融政策運営に苦労する事になると見られる。市場の追加利上げ期待も、一気に高まる状況にはなりにくいだろう。なお、次回のメキシコ中銀金融政策決定会合は9月30日に行われる。
こうした中、ペソ/円は23日に付けた約2カ月ぶりの安値5.364前後から持ち直したものの5.440円前後で頭打ちになるなど、上値の重い展開となっている。
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