2021年6月16日
【ドル/円】:ドルの押し目買い方針継続。
ドル/円は値幅の小さい足で終えています。110円台を維持していますが、強い上昇エネルギーも感じられないので小反落の可能性もありそうです。一方で、1月に付けた102.59を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足の下値抵抗が109.50-60に、週足の抵抗が109.20-30にあり、109円割れで終えない限り、ドルの押し目買い方針が有効と見ています。一方上値は110.20-30に日足の抵抗がありますが、これを上抜けて終えた場合は上値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも110.80-90に週足、日足の抵抗があり、ドル急伸にも繋がり難いと見られます。 今日はFOMC開催中で、結果発表を前に値動きの乏しい展開が予想されます。金融政策は変更なしの予想ですが、金融緩和政策の縮小や利上げ時期を占う上で、パウエルFRB議長の記者会見が注目されています(金融政策発表:明朝3:00am) ドル買いは109.70-80で押し目買い。損切りは109.20で撤退です。ドル売りは1日様子見です。 日足の上値抵抗は110.20-30,110.80-90に、下値抵抗は109.50-60,109.20-30,108.50-60にあります。
【ユーロ/円】:押し目買い方針継続。上値抵抗にも注意。
ユーロ/円は、値幅の小さい陽線引けとなりました。上昇余力の強いものではありませんが、トレンドは“強気”を維持しています。買いは1日様子見か132.90-00で押し目買い。損切りは132.40で撤退です。売りは様子見か134.20に損切りを置くなら133.60-70で軽く試し売り程度に。132円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、131円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して一段の下落リスクが生じます。但し、月足の抵抗が130.00~130.50ゾーンにあり、130円割れで越月するまでは急落地合いにも繋がり難いと見られます。逆に134.00-10の抵抗を上抜けて越週した場合は、調整下げが終了して一段の上昇に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性に注意。
ユーロ/ドルは値幅の小さい陽線引けとなり、小幅続伸となりました。1.2100-10の抵抗を守って終えていますが、上強い上昇エネルギーも感じられないので、上値トライに失敗する可能性にも注意が必要です。買いは1日様子見か1.2080-90で押し目買い。損切りは1.2040で撤退です。売りは様子見か1.2210-20の吹き値があれば売り狙い。損切りは1.2260で撤退です。上値抵抗は1.2170-80,1.2210-20,1.2250-60に、下値抵抗は1.2100-10,1.2060-70にあります。短期トレンドは1.2050割れで“ニュートラル”な状態に戻します。1.2000割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下値リスクが高くなります。
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