シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング5週連続増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットショート増加】
5月18日時点で円のポジションはドルに対して5.1万枚の売り越し(ネットショート)。
ポジションを取り崩したロングに対し、ショートが小幅に積み増した事で、ネットショートは前週から0.9万枚増加。
期間中のドル/円相場は、米長期金利の上昇にサポートされる格好で、急伸するも110円台には届かず、後半にかけて失速。
そうした動きもあって、投機筋は円売り持ち(ドル買い持ち)の積み増しには幾分慎重だったと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング5週連続増加】
5月18日時点でユーロのポジションはドルに対して10.0万枚の買い越し(ネットロング)。
ロング・ショートともに増加したが、ロングの積み増しがより大きく、ネットロングは前週から0.6万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は対欧州通貨を中心にドル売りが活発化する中、1.22ドル台を突破し、約3カ月ぶりとなる高値を示現。
それだけに、投機筋もユーロの先高感を一層強めた様子だが、同時に売り手もポジションの積み増しを進めた事で、総建玉(ロングとショートの合計)は過去数年来で最高水準まで増加している。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング減少】
5月18日時点でポンドのポジションはドルに対して2.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ポジションの変動はさほど大きくなかったが、減少したロングに対し、ショートが小幅に積み上がった事で、ネットロングは前週から0.3万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場はドル安のあおりで、2月以来となる1.42ドル台の高値をつけた。
ただ、投機筋のポンド先高感が高まった様子はなく、ポジション調整が主流だった模様。
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IMMポジション
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