シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ドル/円
ドル/円、5カ月ぶり高値で円高見通し後退
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング減少】
2月23日時点で円のポジションはドルに対して2.9万枚の買い越し(ネットロング)。
変動がなかったロングに対し、ショートがポジションを積み増した事で、ネットロングは前週から0.9万枚減少。
期間中のドル/円相場は米10年債利回りが約1年ぶりに1.3%台まで上昇した事などを手掛かりに昨年9月以来となる106.20円台まで上昇するも、その後105円台を割り込む展開。
ただ、原油などの資源価格の上昇を受けてクロス円ではリスク選好の円売りが進んだ時期だけに、投機筋の円先高感はやや後退した模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロネットロング小幅減少】
2月23日時点でユーロのポジションはドルに対して13.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングよりもショートの積み増し度合いがやや大きかったため、ネットロングは前週から0.2万枚減少。
ユーロ/ドル相場は2月中旬以降、1.2170ドル前後の上値の重さが目立ったが、底堅さも維持。
それだけに、ユーロ「強気派」と「弱気派」の見方に大きな偏りはなかったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ポンドネットロング増加】
2月23日時点でポンドのポジションはドルに対して3.1万枚の買い越し(ネットロング)。
変動が限られたショートに対し、ロングがポジション積み増しに動いた事で、ネットロングは前週から0.9万枚増加。
英国内でのワクチン接種が進む中、ロックダウンを段階的に緩和すると伝わった事などから、経済正常化への期待が高まるとポンド/ドル相場は2018年4月以来となる1.41ドル台まで続伸。
2月17日~23日にかけて4日陽線引けとなるなど堅調に推移しただけに、ポンド強気姿勢が勢いを増したようだ。
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IMMポジション
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