メキシコペソ/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・米雇用統計低調で米経済対策早期成立への期待高まる
・株高、ドル安、原油高がペソを支援
・ドル/円の反落がペソ/円の重し
足元のメキシコペソ/円は伸び悩む展開
5日の米1月雇用統計は冴えない内容だったものの、そのおかげで米国の大規模経済対策が早期に実施されるとの期待が高まる事になりました。
米国株の上昇とドルの下落に加え、原油価格が値上がりする中でメキシコペソにも上昇圧力がかかり、ペソ/円は2週間ぶりに5.247円前後の高値を付けました。
ただ、その後はドル/円の下落が重しとなり伸び悩む展開に。
9日にはメキシコ1月消費者物価指数が予想を上回る伸びとなったものの一時5.2円台を割り込んで反落。
10日の早朝には5.190円前後まで反落する場面もありました。
注目ポインはメキシコ中銀
11日にメキシコ中銀が政策金利を発表します。
4.00%への利下げ予想がやや優勢ですが、1月消費者物価指数の上ブレで、4.25%に据え置くとの見方も増えているようです。
1月消費者物価指数の伸び率は前年比3.54%で、伸びたとはいえ中銀のインフレ目標(2-4%)内に収まっています。
このため利下げ再開の大きな妨げにはならないとの見方が優位のようです。
ただ、今月に入りメキシコ中銀のヒース副総裁は、追加利下げの検討は4月以降(第2四半期)になる公算が大きいとの見解を示しています。
利下げ再開か据え置きか、11日のメキシコ中銀の決定が注目されそうです。
来週までのメキシコペソ/円の見通し
予想レンジ
5.125~5.325円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆2/11 メキシコ中銀政策金利
・主要国株価、国際商品価格
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