いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
12月1日(火)ユーロ/ドル
基調
方向感模索
目先の注目材料
・12/1 ユーロ圏11月消費者物価指数、米11月ISM製造業景況指数
・主要国株価、米長期金利、国際商品価格
1.20の壁
ユーロ/ドルは昨日、一時1.20ドル台を回復したが、夏場以降の上値抵抗であるこの水準では戻り売り圧力が強く、1.19ドル台前半に押し戻された。
月末最終日だっただけに、利益確定売りが出やすかったと見られる。
本日の東京市場では1.19ドル台後半に反発しており、欧米市場では改めて1.20ドル台の壁を試す動きが見られるか注目したい。
米国の経常赤字拡大観測や超低金利政策長期化観測などからドルの先安観は根強いが、来週10日には欧州中銀(ECB)が追加緩和に踏み切る公算が大きい点や、ユーロ買い持ちのポジションが高水準を維持している点などからユーロの上値追いには慎重なムードも窺える。
1.20ドルの壁をクリアできるかどうかが、12月相場の方向性を左右しかねないため、足元の動きには注意を払っておきたい。
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