レポートが身近になれば為替がもっと面白くなる。
「為替ドリル」で為替相場の知識を楽しく学びましょう!
1問目「米国株が下落するとドルはどうなる?」
2問目「豪州中銀(RBA)が豪ドル高を容認すると豪ドルはどうなる?」
3問目「英中銀(BOE)がマイナス金利を否定するとポンドはどうなる?」
1問目「米国株が下落するとドルはどうなる?」
テーマは「米国景気・米国株」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:ドルはいまや円と同じ「安全通貨」とされています。
・
・
・
では答えです!
答えは①買い/②上伸でした!
ポイント
米国株安なのにドルが買われるとは少し不思議ですが、リスク回避の雰囲気が高まると、安全資産と位置付けられている「ドル」や「円」が買われる傾向にあります。
「円買い」と「ドル買い」のどちらが強く出るかはその時の状況次第ですが、このときはドル買いが優勢だったようです。
なお、「円」と「ドル」が同じ方向に同じ勢いで動いた場合には、「綱引き状態」となり、結果的にドル/円相場はもみ合いとなるケースもあります。
2問目「豪州中銀(RBA)が豪ドル高を容認すると豪ドルはどうなる?」
テーマは「中銀声明」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:金融政策を司る中央銀行が通貨高でも構わないと言っている、ということは・・・?
・
・
・
では答えです!
答えは①上昇/②伸び悩んだでした!
ポイント
RBAは10月6日発表の政策金利で据え置きを決定しました。
声明で「豪ドル高を容認」するとの内容が示されましたが、雇用支援のための緩和を示唆して次回11月3日のRBA理事会での利下げに含みを残す格好となりました。
そのため豪ドル買いは一時的な反応となったのです。
3問目「英中銀(BOE)がマイナス金利を否定するとポンドはどうなる?」
テーマは「中銀総裁発言」です。
画像の□に入る言葉を下の囲みから選んでください。
ヒント:このとき市場はマイナス金利導入を織り込んでいたようで、サプライズになったようです。
・
・
・
では答えです!
答えは上昇でした!
ポイント
この発言の半月ほど前より、BOEがマイナス金利導入の検討を始めたと報じられました。
マイナス金利が導入されればもちろんポンドにとっては重しとなります。
もちろん市場は英国のマイナス金利導入を織り込み始めたのですが、上記の9月30日にベイリーBOE総裁がマイナス金利を否定するかのような発言をしたことで市場は失望。サプライズ的な反応でポンドが買われたのでした。
中銀イベントまでの市場の雰囲気が相場を大きく左右することがわかる事例です。