いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
8月5日(水)ドル/円
基調
下値警戒
目先の注目材料
・8/5 米7月ADP全国雇用者数、米7月ISM非製造業景況指数
・米長期金利、主要国株価、国際商品価格
8月上旬は円高の季節性、ドル安にも注意
7月末に一旦ストップしたドル安に再燃の兆しが出てきた。
米5年債利回りは4日のNY市場で0.189%前後まで低下して過去最低を更新。
米連邦準備制度理事会(FRB)が少なくとも5年間はゼロ金利政策(FF金利の誘導目標0.00-0.25%)を維持するとの見方が強まっているようだ。
ドル/円は、105円台半ばの日足一目均衡表の転換線付近で下げ渋っているが、この水準を下抜ければ105.00円の節目が再び視野に入ってくる。
本日の注目材料はNY市場で発表される米7月ADP全国雇用者数と米7月非製造業景況指数だ。
いずれも前月から悪化すると見られており、予想以上に悪化するようなら7日の米7月雇用統計への不安が広がりドル安に弾みが付く可能性がある。
反対に、予想ほど悪化しなければ米7月雇用統計の結果を見極めたいとのムードからドル安はひとまず抑制されるだろう。
8月上旬はお盆休みを控えた本邦勢の円転ニーズなどで円高が進みやすい時期だけに、ドルの動きには普段以上の警戒が必要となりそうだ。
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