シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。
目次
▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロ買い越し、過去最高水準
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング3週連続増加】
7月28日時点で円のポジションはドルに対して2.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングポジションが急増した結果、ネットロングは前週から0.9万枚増加。
期間中のドル/円相場は米中対立の激化やコロナ感染再拡大を受けた米国経済の先行き懸念などを背景に約4カ月半ぶりに105円台を割り込むなどドルが急落。
そうした中だけに、投機筋は円ロングポジションの積み増しに動いたと考えられる。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ユーロ買い越し、過去最高水準】
7月28日時点でユーロのポジションはドルに対して15.8万枚の買い越し(ネットロング)。
大幅に積み増しされた事で、ネットロングは前週から3.3万枚増加。
期間中、ドル売りフローの流れが、ユーロ/ドル相場を押し上げると、2018年9月以来となる1.17ドル台を突破。
ロング勢は一段とポジションを積み上げる格好となり、結果的にユーロネットロングは過去最高水準まで膨らんだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート一段と増加】
7月28日時点でポンドのポジションはドルに対して2.5万枚の売り越し(ネットショート)。
取り崩されたロングに対し、ショートが積み増された事で、ネットショートは前週から1.0万枚増加。
7月17日~7月30日にかけて10日陽線引けとなるなど、対ドル相場でポンドは堅調に推移。
ただ、ユーロとは対照的に投機筋はポンドの買い持ちを解消しており、EUとの通商交渉の先行きに不透明感を抱く向きも少なくないようだ。
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IMMポジション
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