シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読
み解きます。
目次
▼IMMポジション ポンド/ドル
ネットショート昨年12月以来の水準まで増加
ドル/円
IMMポジション ドル/円
ポイント
【円ネットロング直近ピークへ】
5月26日時点で円のポジションはドルに対して3.5万枚の買い越し(ネットロング)。
小幅に取り崩されたショートに対し、ロングが積み増された事で、ネットロングは直近ピークであった2019年8月の水準を超えて拡大。
期間中のドル/円相場は米中対立を警戒した安全逃避の「ドル買い」と「円買い」に挟まれ、107円台で身動きが取れない状態が続いた。
ただし、108円前後の上値の重さが目立っただけに、投機筋は円ロングポジションの積み増しに動いた模様。
ユーロ/ドル
IMMポジション ユーロ/ドル
ポイント
【ネットロング小幅に増加】
5月26日時点でユーロのポジションはドルに対して7.5万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがショートを上回る規模のポジションを積み増した結果、ネットロングは前週から0.3万枚増加。
期間中のユーロ/ドル相場は約3週間ぶりに1.10ドル台を回復すると月初来高値に迫ったが、堅調さを維持出来ずに失速。
そうした方向感が定まらない相場展開の中であったが、投機筋の間では、ややユーロ強気の見方が優勢だったようだ。
ポンド/ドル
IMMポジション ポンド/ドル
ポイント
【ネットショート昨年12月以来の水準まで増加】
5月26日時点でポンドのポジションはドルに対して2.2万枚の売り越し(ネットショート)。
ロング・ショートいずれもポジションは拡大したが、ショートの積み増しが上回った為、ネットショートは前週から0.3万枚増加。
英国の EU 離脱を受けた新たな貿易協定の交渉が難航する中、移行期間を延長するかどうかを決める期限が6月末に迫っている事などもあり、投機筋もショートへポジションをやや傾けた模様。
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IMMポジション
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