いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月16日(木)メキシコペソ/円
基調
下値不安
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
原油安と格下げのダブルパンチ
メキシコペソが再び弱含んでいる。
新型コロナウイルスの感染拡大を巡る懸念が幾分和らいだ事で9日には対円で4.652円前後まで持ち直していたが、今朝方には4.392円前後へと反落。
6日に付けた史上最安値(4.222円前後)が早くも視野に入ってきた。
昨日来の下落は、NY原油が一時19.20ドルまで下落して2002年以来の安値を更新した事や、大手格付け会社フィッチがメキシコの格付けを引き下げた事が背景だ。
原油は、産油国が協調減産を決めたが、新型コロナの影響で消失した需要をカバーするには不十分との見方が強い。
メキシコの格付けについては、フィッチが投資不適格一歩手前の「BBBマイナス」に引き下げた。
S&Pも3月に同様の水準に引き下げており、ムーディーズも今後追随する公算が大きいと見られている。
メキシコペソ/円は、2番底を付けに行く可能性もあるだけに、これからの動きが注目される。
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