いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
4月6日(月)ドル/円
基調
不安定
目先の注目材料
・主要国株価、米長期金利
東京封鎖なら円高リスクも
東京都は5日、都内で1日に確認された人数としては最も多い143人が新型コロナウイルスに感染している事を新たに確認したと発表。
日本全国でも累計の感染者は3865人に上った(NHK調べ)。
これを受けて、日本政府は明日7日にも緊急事態宣言を発令する方針を固めたと伝わっている。
そうした中、6日の東京市場では円安が進んでおり、ドル/円は先月27日以来の高値となる109.20円台まで上昇する場面があった。
緊急事態宣言=アク抜け、との見方から日本株に買い戻しが入っており、リスク回避の巻き戻しで円が売られているようだ。
ただ、政府の緊急事態宣言は各自治体が都市封鎖(ロックダウン)に動く前提とされているだけに、今後は東京都がロックダウンを発動する可能性も高まりそうだ。
「東京ロックダウン」が円売りを誘発するのか円買いに繋がるのかは見方が分かれるところだが、円買いに傾くリスクに比重を置きたいと考えている。
なお、米政府が国家非常事態を宣言した3月13日は米国株が上昇したが、米NY州が3月22日(日)に「ロックダウン」を発動すると週明け23日の米国株は大きく下げた。
日本株も同様の展開になる可能性があり、「東京ロックダウン」は日本株安・円高を誘発しやすいと見ている。
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