いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
11月7日(木)ユーロ/ポンド
基調
下値警戒
目先の注目材料
・11/7 BOE政策金利、BOE議事録、BOEインフレレポート、カーニーBOE総裁会見
・主要国株価、国際商品価格
BOEスーパー・サーズデーに注目
本日は、英中銀(BOE)が政策金利の発表に合わせて議事録とインフレレポートを公表。
さらにその後、カーニー総裁が会見を行う予定の、いわゆる「スーパー・サーズデー」だ。
このところ、12月の英総選挙待ちで動きがやや鈍っていたポンド相場に、多くの手掛り材料が投下される事になりそうだ。
金融政策は現状維持の公算が大きく、見どころは議事録やインフレレポートおよび総裁会見で示されるBOEの政策スタンスとなる。
前回8月の会合では、円滑な欧州連合(EU)離脱=Brexitを前提とした経済見通しを示し、その上で緩やかな利上げが適切になるとの見方を維持した。
一方で、カーニー総裁は「合意なき離脱の可能性が増している」 「世界的な貿易システムの未来の不確実さと、Brexitが英国経済の重荷になっている」などと弱気な発言をしており、ややちぐはぐな印象のスーパー・サーズデーであった。
足元では「合意なき離脱」の可能性は大きく低下しており、そうした中でBOEのスタンスに変化がないか注目したい。
ユーロ/ポンド相場は、10月半ば以降1ユーロ=0.86ポンドを挟んだ狭いレンジで推移しているが、10月17日に付けた5月以来の安値0.85740ドル前後を下抜ければ下げが加速しそうなチャートフェースとなっている。
BOE発のポンド買い材料が出た場合は要注意となろう。
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