読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円:短期トレンドは“ドルやや強気”を維持。強い上値抵抗にも注意。

f:id:okinawa-support:20191104080232p:plain


ドル/円:短期トレンドは“ドルやや強気”を維持。強い上値抵抗にも注意。

直近の日足は小陽線で続落を食い止めているが、上昇余力の強いものではないので108円台後半にある上値抵抗を上抜け切れない可能性も高いと見られる。一方で下値も日足の下値抵抗が107.80-90にあり、これを下抜けて終えない限り、下値余地も拡がり難い状態にある。また、これを下抜けた場合でも短期トレンドは107.00割れを見ない限り変化しない。日足の上値抵抗は108.80-90、109.40-50に、下値抵抗は前述の107.80-90と107.00-10にある。21日移動平均線は108.29にあり、この下で終えているが“ダマシ”の範囲内にある。また120日線も107.81に位置しており、短期サポートとして働く可能性がある。しかし、200日線は109.04に位置しており、先週の上値トライでも実体ベースで上抜けておらず、下値リスクを残した状態にある。短期トレンドは“ドル強気”の流れを維持しているが、107.70割れで終えた場合は下値リスクが点灯、107.00割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻して、今後のドルの反発余地が限られ易くなる。 一方直近の週足は、実体の小さい陰線引けとなり続伸に繋げられずに終えている。下値を切り上げる流れを維持していることや、単体では下げ余力の強いものではないので、再度上値余地を探る動きが強まると見られるが、週足ベースで見た強い上値抵抗が109.00-10、109.60-70にあり、先週の上値トライでもこれにぶつかっていることから、今週もこれらを上抜け切れない可能性が高く、109.80超えで越週するか、日足が110円台乗せを見ない限り、下値リスクにも警戒する必要がある。一方下値は、107.70-80に週足の抵抗があり、現状はこれを守っているが、107.50割れで越週した場合は週足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなる。さらに106.50割れで越週した場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して一段のドル下落に繋がり易くなる。31週、62週移動平均線は108.45と109.98に位置しており、これらを上抜け切れておらず、中期トレンドはドルの下値リスクがより高い状態にある。 一方月足を見ると、10月足は十文字の寄せ線となり、上下の抵抗を攻め切れずに月初の寄り付き水準に値を戻して越月している。寄せ線は“変化の兆し”ともされるものであることから、今月中にも新たな動きが出て来てもおかしくないので注意したい。トレンドから見ると、2016年6月のBrexit時に付けた99.02を起点とする中・長期的なレジスタンスラインの下で推移しており、このラインの上値抵抗が109.00~109.50に位置している。10月の上値トライでもこれにぶつかっており、下値リスクにより警戒する必要がある。一方下値は、月足の抵抗が106.00~106.50にあるが、106円割れで越月した場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなり、100.00±2円までドルの下落余地が拡がり易くなる。但し、可能性が低いと見るが、113円超えで越月した場合は、中・長期トレンドが“ドル強気”に変化して120円方向への新たな上昇トレンド形成の動きに入る可能性が高くなる。11月足の上値抵抗は109.00~109.50、111.00~111.50に、下値抵抗は106.00~106.50、101.00~101.50にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は110.21と112.54に位置しており、中・長期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 今週の戦略は、ドル買いは108.00-10で押し目買い。損切りは107.40で一旦撤退するか、深い場合は短期トレンドをニュートラルな状態に戻す106.90に置く必要がある。但し、損切りが付かない場合でも日足が107.70以下で終えた場合は、日足の形状が悪化するのでドル買いは一旦撤退して様子見としたい。ドル売りは108.70-80で戻り売り。損切りは浅い場合で109.30、深い場合は109.80に置く必要がある。 上値は、108.50-60に軽い抵抗が、108.70-80、109.00-10、109.30-40、109.60-70に強い抵抗があり、全てを上抜け切れない可能性も高いと見ているが、110.00-10の抵抗をクリアした場合は、新たな上昇エネルギーを得てさらに1円程度上値余地が拡がり易くなる。下値は、108.00-10、107.80-90にやや強い抵抗があるが、107.70割れで終えた場合は日足の形状が悪化して、107.20-30、107.00-10にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。107.00割れを見た場合は“ニュートラル”な状態に戻して、今後のドルの反発余地が限られ易くなるが、106.50割れで越週するか、値動きの中で106.00割れを見ない限り、下値余地もまだ拡がり難い。

ドル/円【日足】期間:2019/02/28~2019/11/01(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

f:id:okinawa-support:20191104080321p:plain


ドル/円【週足】期間:2016/09/16~2019/11/01(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

f:id:okinawa-support:20191104080343p:plain

ユーロ/円:短期トレンドは“ユーロやや強気”。121.50-60をクリアすれば一段の上昇へ。

直近の日足は小陽線で終え、続落を食い止めている。また、120.30-40の下値抵抗にも跳ね返されているが、121.20-30の抵抗を上抜け切れておらず、これを実体ベースで上抜けるか121.50-60の抵抗をクリアしない限り上値余地もまだ拡がり難い状態にある。一方で、短期トレンドが“ユーロやや強気”を維持していることから、揉み合いから上抜ける可能性がより高く、基本戦略はユーロの押し目買い方針継続となる。但し、119.00割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して、下値余地が若干拡がり易くなる。この場合でも調整的な下げに留まるなら117~118円台を下抜ける可能性が低く、116.50割れで越週しない限り、短期トレンドは大きく変化しない。日足の上値抵抗は121.50-60、122.80-90、123.50-60に、下値抵抗は120.30-40、119.90-00、119.20-30にある。21日、120日移動平均線は119.96と120.11に位置しており、短期トレンドをサポート中だが、200日線は122.10にあり、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れを変えていない。 一方週足を見ると、実体が小さい陽線引けとなり、単体では上昇余力の強いものではない。また、121円台に乗せ切れずに越週しており、下値リスクを若干残した状態だが、週足の形状は安定しており、上値トライの流れを変えていない。今週足の抵抗が120.80-90にあるが、これを上抜けて越週するか121.50-60抵抗をクリアした場合は一段の上昇に繋がり易くなる。逆に119.00-10を下抜けて越週した場合は調整下げがさらに進む可能性が高くなるが、この場合でも118.00-10、117.10-20に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、簡単には下抜けそうもない。116.50割れで越週しない限り、下値余地も拡がり難い。今週の週足ベースで見た上値抵抗は120.80-90、122.60-70、123.80-90に、下値抵抗は119.90-00、119.00-10にある。31週、62週移動平均線は121.06と124.18に位置しており、これらを上抜け切れておらず、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。 一方月足は、2ヶ月連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げているが、上値を切り下げる流れからは上抜け切れておらず、下値リスクを残した状態にある。この月足の上値抵抗は125.00~125.50にあり、これをしっかり上抜けて越月するまでは中・長期トレンドは大きく変化しない。一方で下値も、116.00~116.50に月足ベースで見た強い抵抗があり、これを割り込んで越月しない限り、下値余地も拡がり難い状態にある。31ヶ月、62ヶ月移動平均線は127.36と127.56で収束しており、一方向へ動き出す可能性にも注意する必要がある。 今週の戦略は、ユーロ買いは120.50-60で押し目買い。損切りは119.70で一旦撤退。これが付いた場合は119.20-30で再度軽く押し目買い。この場合の損切りは短期トレンドが変化する118.90で浅めに撤退。ユーロ売りは様子見か121.60に浅い損切りを置き121.20-30で軽く売り向かい。 上値は、121.00-10に軽い抵抗が、121.20-30、121.50-60にやや強い抵抗があるが、全てクリアした場合は、上値余地がさらに拡がり易くなり、122.00-10、122.40-50、122.80-90、123.10-20、123.80-90にある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、120.50-60に軽い抵抗が、120.30-40、119.90-00にやや強い抵抗が出来ているが、119.70割れを見た場合は下値余地がもう一段拡がり易くなり、119.20-30、119.00-10にある下値抵抗の強さを確認する動きへ。さらに、119円割れを見た場合は短期トレンドを“ニュートラル”な状態に戻して118.00±10銭以下にある一段と強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。116.50割れで越週するか、日足が116円割れで終えない限り、押しは再び買い場となろう。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/04/15~2019/11/01(移動平均線は21、120、200日)ユーロ/円【週足】

f:id:okinawa-support:20191104080401p:plain

© 2019/WFXA
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。