いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
10月1日(火)ドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・10/1 米9月ISM製造業景況指数
・米長期金利、主要国株価
米9月ISM製造業がカギに
本日の東京市場のドル/円は、9月高値(108.48円前後)を前に108.20円台で足踏みしつつも堅調地合いを維持。
欧米市場で高値更新なるか、またその起爆剤となるか米9月ISM製造業景況指数の結果が注目される。
前回の米8月ISM製造業景況指数は予想に反して49.1に低下。
3年ぶりに好・不況の分岐点である50.0を下回った。
内訳の構成指数でも新規受注や雇用が前回から低下しており、米中貿易摩擦の影響が滲む冴えない結果であった。
それだけに、今回は持ち直すのか、あるいは一段と低下するのか注目されている。
仮に市場予想(50.0)を上回れば、米景気の先行き不安が後退する格好となりドルが買われそうだ。
ドル/円は108円台後半への続伸も期待できよう。
反対に、弱かった前回からさらに低下するようだと、足元で「五分五分」の10月利下げ見通しが再び強まる可能性もある。
ドル/円は、107円台に押し戻される事になるだろう。
先に発表された米9月製造業PMIが8月から上昇した点は、米9月ISM製造業景況指数にとって心強い半面、昨日の米9月シカゴPMIが悪化したのはやや不安な材料だ。