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ドル/円:“ドル弱気”の流れ。戻り売り方針継続。

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ドル/円:“ドル弱気”の流れ。戻り売り方針継続。

直近の日足は実体が小さい陰線引けとなり、上値を切り下げる流れに変化が認められない。105.50-60の抵抗を実体ベースでは守っているが、日足、週足ともに形状が弱く一段の下落リスクに注意する必要がある。引き続きドルの戻り売り方針で。短期トレンドは107.50-60の抵抗を上抜けて終えればニュートラルな状態に戻すが、この場合でも中期トレンドが弱い状態にあること、108.10~108.80ゾーンに強い抵抗が控えており、109円台を回復して終えない限り、下値リスクは軽減されない。一方下値は、長期的な下値抵抗が104.60~105.00ゾーンに控えているが、新たなドル下げトレンド入りしてまだ日が浅いことから、これに一旦跳ね返されたとしても反発余地は限られたものとなり易い。日足の上値抵抗は106.20-30、106.50-60、107.40-50に、下値抵抗は105.50-60、104.60-70、103.70-80にある。21日、120日、200日移動平均線は107.57、109.66、110.29に位置しており、短・中期トレンドは“ドル弱気”の流れにある。 一方週足を見ると、2手連続陰線引けとなり上値を切り下げる流れを変えていない。また前週の大陰線が2016年6月に付けた99.02を起点とする中・長期的なサポートラインを完全に下抜けて、新たなドル下げトレンドに入った可能性を示唆しており、一段のドル下落リスクに注意する必要がある。この週足の上値抵抗は109.40-50に位置しており、これを上抜けて越週しない限り、下値リスクは軽減されない。一方、中期的な下値抵抗が102~104円ゾーンにあり、一旦は止まる可能性の高いところだが、新たなドル下げトレンド入りして日が浅いことから、戻り余地が限られ易く続落の可能性により警戒する必要がある。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は106.20-30、107.40-50、108.50-60に、下値抵抗は104.60-70、104.00-10、102.50-60にある。31週、62週移動平均線は109.56と110.64に位置しており、中期トレンドは“ドル弱気”の流れに変化が認められない。 今週の戦略は、ドル買いは基本は様子見だが、102.50-60以下があれば慎重に買い場探しの戦略で。この場合の損切りは101.90で浅めに一旦撤退。ドル売りは105.90-00で戻り売り。損切りは浅い場合で106.70、深い場合は107.10で一旦撤退。これが付いた場合でも107.60超えに値を戻さない限りニュートラルな状態に戻さない。 上値は、105.80-90に軽い抵抗が、105.90-00、106.20-30、106.50-60に強い抵抗があるが、これを実体ベースで上抜けた場合は若干上値余地が拡がり易くなり、106.90-00、107.10-20、107.40-50にある一段と強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。短期トレンドは107.50超えで終えればニュートラルな状態に戻すが、108円台の抵抗は厚く、簡単には上抜けそうもない。下値は105.50-60、105.20-30に抵抗があるが、これを下抜けた場合は、105.00-10、104.60-70、104.20-30、104.00-10の抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。104円割れで越週した場合は一段の下落リスクに要注意。この下の抵抗は103.60-70、103.10-20、102.80-90、102.50-60。長期的な下値抵抗は101~102円台にある。

ドル/円【日足】期間:2018/12/06~2019/08/09(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)

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ドル/円【週足】期間:2016/06/24~2019/08/09(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

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ユーロ/円:“ユーロ弱気”変わらず。下げ渋りの可能性。117円割れで越週した場合は一段の下落へ。

直近の日足は小陰線に終わり、117.90-00の下値抵抗を攻めきれずに引けている。下げ余力の強いものではないので、この下値抵抗を支えとして反発余地を探る動きに転じてもおかしくないが、短・中期トレンドともに“ユーロ弱気”の流れにあることから、上値余地も限られ易く、基本戦略はユーロの戻り売り方針継続。日足が120円台に値を戻せば下値リスクが若干後退して反発余地を探る動きに繋がり易くなるが、この場合でも120.50-60、121.10-20に強い抵抗が控えており、短期トレンドは121.20超えで終えない限り変化しない。また、短期トレンドが変化した場合でも中期トレンドはまだ弱く127円超えで終えない限り、“ユーロ弱気”の流れは変化しない。逆に117.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は一段の下落リスクに要注意。日足の上値抵抗は119.00-10、119.60-70に、下値抵抗は117.90-00、116.90-00、116.00-10にある。21日、120日、200日移動平均線は120.27、123.29、124.59に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れにある。 一方直近の週足は十文字の寄せ線で終え、週初の寄り付き水準に戻して引けているが、上ヒゲがより長く、上値トライに失敗した影響がより大きい状態にある。また、前週に安値引けの大陰線が出て新たな下落トレンド入りした可能性が生じており、今週もユーロの戻り売り方針が有効と見る。今週の週足ベースで見て強い上値抵抗は119.00-10、120.50-60、121.50-60に、下値抵抗は、117.10-20、116.00-10、114.90-00にある。31週、62週移動平均線は123.49と126.14にあり、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変化が認められない。 今週の戦略は、ユーロ買いは今週いっぱい様子見か116.00以下があれば軽く試し買い程度に。損切りは115.50で浅めに一旦撤退。売りは118.80-90で戻り売り。損切りは浅い場合で119.70、深い場合は短期トレンドをニュートラルな状態に戻す120.10に置く必要がある。 上値は、118.50-60に軽い抵抗が、118.90-00、119.10-20、119.50-60に強い抵抗が控えており、反発余地が限られる展開が予想されるが、120.00-10の抵抗を日足の実体ベースで上抜けた場合は、下値リスクが若干軽減される。この場合でも120.50-60、120.80-90、121.10-20に一段と強い抵抗が控えており、121.20超えで終えない限り、短期トレンドは変化しない。下値は117.90-00、117.60-70にやや強い抵抗があるが、117.90割れで終えるか、117.50割れを見た場合は一段の下落リスクが点灯、117円割れで越週した場合は、翌週も116.00-10、115.70-80、115.20-30、115.00-10、114.80-90にある下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが継続しよう。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2019/01/21~2019/08/09(移動平均線は21、120、200日)ユーロ/円【週足】

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