
ドル円レポート:イラン核ウラン報道と米経済指標で乱高下
前日の動き:地政学リスクと米経済指標の強さで一時159.341円まで急伸
昨日の海外市場のドル円は、地政学リスクの台頭と米経済指標の強さから、一時159.341円まで急伸しました。
欧州時間には、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が「濃縮ウランを国外に搬出してはならない」と指示したとの報道を受けて、原油価格が急騰しました。
さらにニューヨーク時間に入ると、米新規失業保険申請件数が市場予想より強い結果となり、労働市場の健全性が改めて示されました。
これにより、米FRBによる利下げ転換の先送りが意識され、米長期金利の上昇とともにドル買いが強まりました。
報道否定と和平期待で158.821円まで急反落
しかしその後、イラン高官がウラン搬出拒否の報道を完全に否定しました。
加えて、「パキスタンの仲介により、米イラン合意の最終草案が数時間以内に発表される見込み」と伝わると、和平期待から原油先物価格が一転して急落しました。
これを受けてドル売りが優勢となり、ドル円は158.821円まで急反落しました。
昨日のドル円は、中東情勢を巡る報道とその否定、さらに米経済指標を材料に、上下に振れる乱高下の展開となりました。
本日の動き:国内CPIへの反応は薄く、159円台前半で推移
本日金曜日のアジア時間では、市場が注目していた本邦の4月消費者物価指数(CPI)が発表され、結果は市場予想を下回りました。
ただし、日銀の早期追加利上げ観測を大きく後退させるまでには至らず、市場の反応は限定的となっています。
ドル円は引き続き買い戻しが優勢となり、159円台前半のレベルでもみ合う推移が続いています。
外為どっとコム総合研究所
黒川健
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
黒川健
米国Capital Market Services LLCニューヨーク本社および上田ハーロー株式会社でカバーディーラー、プロップディーラーを約20年間務める。2021年9月(株)外為どっとコム総合研究所入社後は、テクニカル分析、ファンダメンタル情報を配信している。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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