
主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。
作成日時 :2026年2月20日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
目次
▼19日(木)の為替相場
(1):豪失業率横ばい
(2):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
(3):米大統領 平和評議会初会合で演説
▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:PCEデフレーターに注意/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント
19日(木)の為替相場

期間:19日(木)午前7時10分~20日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):豪失業率横ばい
豪1月雇用統計で、新規雇用者数は前月比1.78万人増と市場予想(2.00万人増)に届かなかったが、前月分が上方修正され0.33万人上乗せされた。内訳で1月の正規雇用が5万人超の大幅増となったことも明らかになった。また、失業率は4.1%と上昇予想に反して横這いだった(予想4.2%、前回4.1%)。
(2):米新規失業保険申請件数 予想を下回る
米新規失業保険申請件数は20.6万件と市場予想(22.5万件)を下回った。これにより、4週平均の申請件数は21.9万件となり、前週時点の22.0万件から減少。米労働市場の安定を示したと受け止められてドルが上昇した。一方、同時刻に発表された米12月貿易収支は703億ドルの赤字となり、赤字額は市場予想(555億ドル)を大幅に上回った。2025年通年の貿易赤字は9015億ドルとなり、関税措置にもかかわらず赤字は前年(9035億ドル)からほとんど減少しなかった。
(3):米大統領 平和評議会初会合で演説
米国のトランプ大統領は平和評議会の初会合で演説を行い「イランに核兵器は絶対に持たせてはならない」と繰り返し強調。イランへの軍事行動の是非を巡り「今後10日間で明らかになる」と語った。「さらなる措置をとるかもしれないし、とらないかもしれない。おそらく我々は合意に達するだろう」とも述べた。中東の地政学リスクが意識されて原油価格が続伸した一方、米国債利回りは低下に転じた。
19日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

【情報提供:外為どっとコム】
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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:PCEデフレーターに注意
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%上昇。18日に高市首相が「積極財政」を強調したことや、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が予想以上にタカ派的だったことによる円売り・ドル買いが継続して、一時155円34銭前後まで上昇した。また米新規失業保険申請件数の強い結果も下値を支える一因となった。FOMC議事録では利上げへのシナリオ転換の可能性を指摘するメンバーが複数人いたものの、市場では依然として年内2回以上の利下げが織り込まれている。本日は米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標である米12月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)のほか、米10-12月期国内総生産(GDP)・速報値が発表される。結果次第ではFRBの追加利下げ織り込みのさらなる後退につながる可能性があり、注意が必要だ。この場合、チャートポイントとして、日足一目均衡表の基準線(155.66円前後)や同雲下限(156.13円前後)が上値目途として意識されそうだ。
注目の経済指標:米PCEデフレーター

注目のイベント:FRB高官発言

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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