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FX分析「リラ円に上昇の風吹くのか?『高市トレード』再開なら…」トルコリラ見通し 2026/2/10 #外為ドキッ

 

【トルコリラ円見通し】チャートは「売り」だが政治は「買い」。高市ショックと「粘着インフレ」が握る3.60円の攻防

先週のトルコリラ円(TRY/JPY)は、格付け会社フィッチによる見通し引き上げという好材料がありながらも、上値を伸ばしきれない展開となりました。来週(2月16日週)は、チャート上の「売りシグナル」と、「高市トレード再開」なら「円安」が真っ向から衝突する週となりそうです。

1. 今週の振り返り:格付け改善も「3.60円の壁」突破ならず

先週、フィッチがトルコの格付け見通しを「ポジティブ」に引き上げたことを好感し、相場は一時3.59円台まで上昇しました。しかし、前回の記事で「第一関門」としていた3.60円(10日移動平均線付近)を明確に超えることはできず、失速しています。

テクニカル的には、RSI(相対力指数)が「38」まで低下しており、上昇の勢い(モメンタム)が消滅していることを示唆しています。通常、RSIが30台にある場合は「売られすぎ」と見なされますが、トレンドが弱い場合は「まだ下落余地がある(30割れを目指す)」シグナルともなり得るため、楽観は禁物です。

メインシナリオ:テクニカルとファンダメンタルズの「ねじれ」

来週は、「トルコ固有の悪材料」「高市トレード再開」の綱引きとなります。

弱気材料(リラ側):インフレの「粘着性」がハッキリ

2月3日に発表されたトルコ1月消費者物価指数(CPI)は、年率こそ30%台で鈍化しましたが、前月比(月次)は+4.84%と市場予想(+4.32%)を大きく上振れしました。特に懸念されるのは中身です。

  • 食品価格が前月比+6.59%と急騰しており、生活実感としてのインフレは収まっていません。
  • 統計手法(ウェイト)の変更も行われており、実態が見えにくいことも積極的なリラ買いを躊躇させる要因です。

強気材料(円側):高市トレード再開による円安想定

日本の衆院選で自民党が3分の2の議席を獲得し、高市首相による「拡張財政・緩和継続」の路線が盤石となりました。これにより、市場では「日銀は利上げしにくい」との見方が広がり、強力な円安圧力がリラ円の下値を支える構図となっています。ただ、直近ではドル円が155円台へ下落するなど、円高地合いになっているため、円安シナリオが崩れる可能性があり、注意が必要です。

注目イベント:12日と16日が「分岐点」

🔴 2月12日(木):トルコ中銀(TCMB)インフレ報告書

今週最大の山場です。1月CPIの月次急騰(+4.84%)を受けて、カラハントルコ中銀総裁が年末インフレ見通し(前回予想13-19%)を上方修正するかが焦点です。

  • シナリオA(タカ派):見通しを引き上げ、「利下げを急がない」姿勢を強調。 → リラ買い(3.60円ブレイクの好機)
  • シナリオB(ハト派):インフレを一過性と軽視し、利下げ継続を示唆。 → リラ売り(3.50円割れリスク)

🔴 2月16日(月):日本 10-12月期 実質国内総生産(GDP)

週明け早々のビッグイベントです。市場予想を下回る結果となれば、「景気対策(財政出動)が正当化される」との思惑から高市トレード(円売り)が加速しチャートの形を無視して3.60円を突破するトリガーになり得ます。

トルコリラ円 トレード戦略:RSI 30台からの「逆張り」検討

トルコリラ円 日足チャート(出所 外為どっとコム 外貨ネクストネオ)

トルコリラ円日足チャート

現在のトルコリラ円(TRY/JPY)は、3.60円のレジスタンス(上値抵抗)に阻まれています。

基本戦略:レンジトレード(3.52円 ~ 3.62円)

RSIが38と低水準にあるため、ここからの突っ込み売りはリスクが高い局面です。

  • 買い場:3.50円~3.52円まで押した場面。日本の円安圧力を背にした「押し目買い」がワークしやすいでしょう。
  • 売り場:3.60円付近。テクニカル上の壁は依然として厚いため、ここでの戻り売りは有効です。

要注意:3.487円割れ

直近安値である3.487円前後を明確に割り込むと、テクニカル上の「全戻し」となり、損切りを巻き込んで下落が加速する恐れがあります。その場合は3.45円付近まで静観が必要です。

トルコリラ円トレード まとめ

来週は「悪いインフレ(トルコ)」vs「円安圧力(日本)」の戦いが想定されます。 チャート(RSI 38)は下落を示唆していますが、「高市トレード再開」がそれを許さない可能性があります。「売りから入るなら3.60円付近まで引きつけてから」「買いなら3.50円割れを損切りラインに設定して」という、引きつけたエントリーが求められる週となるでしょう。

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