「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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最新のマーケット情報まとめ
＜現在の状況＞
・ドル円相場: 153円10銭台まで上昇し、2ヶ月ぶりの高値水準
・東京市場では152円50銭台で方向感に乏しい展開
・15時頃から海外勢のドル買い・円売りが強まる
＜テクニカル分析のポイント＞
・フィボナッチリトレースメント61.8%: 153円40〜50銭付近
・トレンドライン: 154円付近
・エクスパンション161.8%: 153円80銭程度
＜注目ポイント＞
・外為注文情報では153円50銭付近に売り指値が集中
・153円20銭付近にも売り注文あり
・若田部元日銀副総裁の発言
→12月の利上げには相当強い理由が必要
→経済順調で物価目標達成の確度が高まれば利上げはあり得る
→市場の見方: 10月利上げは困難、12月の利上げに焦点
・米政府機関の一部閉鎖継続
→25万人以上の職員が給与を受け取れていない状況
→来週3週目には200万人以上が無給状態になる懸念
→経済への大きな影響と米国への信用問題を懸念
＜本日の注目イベント＞
・21時30分: パウエルFRB議長の講演
→政府機関閉鎖により経済データ（雇用統計など）が確認できない中、金融政策に関する発言が注目される
＜結論＞
ドル円は上昇トレンドを維持しており、153円後半〜154円付近が上値目標。海外勢を中心とした円売り圧力が根強く、調整局面でも下値は限定的で買いが入る展開が続いている。短期的には153円の壁を突破できるかが焦点で、60分足では持ち合い相場を形成中。基本戦略としては上昇目線を維持し、押し目は買い場として捉えるスタンスが妥当と考えられる。
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『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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