
【ユーロ円週間予想】上値トライの動き。175.50-60の抵抗を上抜けて終えれば一段の上昇へ。172.80-90の抵抗を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯。
直近の日足は小陽線で終え、上値余地を探る動きに繋げています。先週の下値トライの値動きの中で172.30~172.50にやや強い下値抵抗が出来ており、これを支えとして反発余地を探る動きに繋げています。また、自民党総裁選の結果を受けて円全面安となる中で、ユーロ/円も174.40-50の抵抗を上抜けた位置に戻しており、下値リスクが若干後退した形となっています。短期トレンドは“ニュートラルからやや強気”に戻した状態ですが、シドニー市場は薄商いのため、この動きが“ダマシ”となる可能性があり、反落の可能性にも注意が必要でしょう。174.90-00の抵抗をクリアして175円台に乗せて終えれば下値リスクが後退、175.50-60の抵抗を上抜けて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。逆に上値トライに失敗して172.30-40の抵抗を下抜けて終えた場合は、下値リスクが点灯、170.80-90の抵抗を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じます。日足の上値抵抗は174.90-00,175.50-60,176.10-20,176.60-70に、下値抵抗は、174.30-40,173.70-80,172.50-60,172.30-40にあります。21日、120日、200日線は173.60,169.02,165.73に位置しており、短・中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにあります。
一方直近の週足を見ると、高値圏から値幅のやや大きい陰線が出ており、単体では下値リスクのやや高いものです。一方で、今年2月に付けた154.80を基点として下値を切り上げて来た流れに変化なく、このサポートラインが今週は170.80-90に位置しており、これを割り込んで越週しない限り、トレンドは大きく変化しません。また、自民党総裁選の結果を受けて上値トライの動きが強まっており、下値リスクが若干後退した状態にあります。調整下げが終了した可能性がありますが、先週の陰線が続伸を阻む可能性があり、175.00超えで越週するまでは、反落の可能性にも注意が必要でしょう。今週の週足ベースで見た上値抵抗は174.90-00,175.50-60にありますが、全て上抜けて越週した場合は、新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。週足の下値抵抗は173.70-80,172.90-00にありますが、全て下抜けて越週した場合は新たな下落リスクが点灯、170.80以下で越週した場合は、中期トレンドが変化します。31週、62週移動平均線は167.60と164.26に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
今週の戦略は、ユーロ買いは173.80-90の押し目待ちとします。損切りは172.90で撤退です。売りは174.90-00で軽く売り向かい。損切りは175.60で撤退です。
上値は、174.90-00,175.20-30,175.50-60に強い抵抗がありますが、全て上抜けて終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。下値は、174.50-60に軽い抵抗が、174.20-30,173.70-80にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られ易い状態ですが、全て下抜けた場合は173.30-40,173.00-10,172.80-90,172.50-60にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は再び下値陸が点灯、170.80-90の抵抗を下抜けて終えた場合は、調整下げの範囲内から逸脱して、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。

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