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FX「2Q・GDPは大幅改善も日数要因が押上げ。今週はCPI」トルコリラ見通し

 

総括

FX「2Q・GDPは大幅改善も日数要因が押上げ。今週はCPI」トルコリラ見通し

 (通貨最下位、株価10位)   

予想レンジ トルコリラ/円3.3-3.8

*政府のリラ安要因でじり安
*リラは今年、唯一ドルより安い通貨
*3月危機のリラ安レベルに近づくも静観
*3月危機でリラ買い介入を行ったが、その後はリラ売りを実施
*2Q・GDPは予想を上回る成長、営業日数増加もあり
*今週はCPI発表
*7月失業率改善
*エルドアン大統領がSCO首脳会議に参加
*トルコ議会、イスラエルによるジェノサイドを非難する動議を可決
*外国人投資家がトルコ株へのエクスポージャーを拡大
*インフレ抑制へ目標設定
*対米関税は15%と比較的低い、他国が利用するか
*格付け引き上げ、ムーディーズ
*リラ安の大きな要因は膨大な外貨預金

(唯一ドルより安い通貨)
 2025年のリラは12位で最弱通貨、対円で19%安、米ドルは11位、対円で6.39%安。
 3月危機でリラ買い介入を行ったが、その後はリラ売り介入を実施し自ら緩やかなリラ安を演出している。
イスタンブール100株価指数は、追加利下げ観測もあり年間で14.74%高。10年国債は29.31%。

(2Q・GDPは予想を上回る成長、営業日数増加もあり)
2025年2QのGDPは前期比1.6%増と、1Qの改定値(0.7%増)から加速した。予想は0.6%増。
 前年同期比では4.8%増と、予想(4.1%増)や1Q改定値(2.3%増)を上回った。今年の営業日数が2024年に比べ多かったことが、この成長加速の主因だと指摘されている。
 2Qの家計最終消費支出は前年同期比5.1%増加し、前期の1.6%増から加速した。2Qの家計支出はGDPの54.3%を占めた。

(次の焦点は8月消費者物価)
 9月3日に8月消費者物価が発表される。予想は前年比で32.6%上昇、前期比で1.79%上昇、前月はそれぞれ33.52%、2.06%。既に発表されたイスタンブールの消費者物価は前年比40.83%上昇、前月比1.8%上昇で、それぞれ前月の42.48%、2.62%から伸び率が鈍化し、全国ベースでもインフレ鈍化が予想される。

(7月失業率改善)
 7月失業率は8.0%で6月の8.4%から改善した。若年失業率は15.0%で6月の15.9%から改善した。

(エルドアン大統領がSCO首脳会議に参加)
 中国の習近平国家主席は8月31日、上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するため中国を訪れていたトルコのエルドアン大統領と会談した。
 エルドアン大統領は、トルコは中国との関係発展を非常に重視しており、中国とのハイレベル交流を強化し、質の高い「一帯一路」構想を共同で構築し、貿易投資を促進し、インフラ、新エネルギー、農業、食品、医療分野での協力を強化し、教育、観光などの分野での人的交流を促進し、二国間関係の継続的な力強い発展を推進したいと述べた。

テクニカル分析(トルコリラ/円)

日足、週足、月足がボリバン2σ下限あたり

日足、ボリバン2σ下限あたりで推移。7月24日-9月1日の上昇ラインがサポート。8月27日-9月1日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン2σ下限に近い。8月18日週-25日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
 月足、3月-4月の上昇ラインを下抜く。現在は2σ下限あたり。3月-7
月の上昇ラインがサポート。3月-8月の下降ラインが上値抵抗。
年足、2024年で10年連続陰線。その間52円から3円台へ沈む。2025年もここまで陰線。



メルハバ

トルコ議会、イスラエルによるジェノサイドを非難する動議を可決

トルコ大国民議会は8月29日、ガザ問題に関する特別会議を開催し、イスラエルによるガザ地区占領の拡大とパレスチナ人に対するジェノサイドを強く非難する動議を圧倒的多数で可決し、責任者の責任追及を強調した。トルコ議会はまた、イスラエルが関連政策を停止するまで、国連などの国際機関におけるイスラエルの加盟資格を停止するよう求めた。この動議はまた、世界中の議会に対し、イスラエルとの軍事・通商関係を即時断絶し、パレスチナ封鎖の解除を促進するための具体的な行動をとるよう強く求めた。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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