ドル円今週の予想「ドル/円、下値リスクがやや高い状態。」FXチャート分析 2025/8/25

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【ドル円週間予想】 146.50以下で終えた場合は145円トライへ。148.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、149.20超えで終えれば一段のドル上昇へ。

　直近の日足は値幅のやや大きい陰線引けとなり、前日の上昇を打ち消した形で終えています。単体では下げエネルギーの強いものであることや、148円台を維持出来ずに終えており、レンジ内に押し戻されて下値リスクがやや高い状態ですが、一方で146.60-70の日足の下値抵抗を守って終えており、これを支えとして反発に転ずる可能性を残しています。週初の突っ込み売りにも注意が必要です。146円台の下値抵抗を守り切って反転、148.40-50の抵抗を上抜けて終えた場合は下値リスクがやや後退、さらに、149.10-20の抵抗を上抜けて終えた場合は日足の形状が改善して、149.80～150.00にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。逆に、146.50以下でて終えた場合は下値余地がもう一段拡がり易くなります。146円を割り込んで終えた場合は、4月に付けた139.89と7月に付けた直近安値142.69を結ぶサポートラインが位置する145.00前後まで下落余地が拡がり易くなります。日足の上値抵抗は147.70-80，148.40-50，148.80-90，149.10-20に、下値抵抗は146.60-70，146.00-10，144.90-00にあります。21日移動平均線は147.89に位置しており短期的な上値抵抗として働く可能性があります。120日線は146.05にあり下値を支えていますが、146円を割り込んで終えた場合は、下値余地がもう一段拡がり易くなります。200日線は149.11に位置しており、日足の抵抗と重なっており、強い上値抵抗として働く可能性があります。

　一方直近の週足は、実体が小さく上ヒゲの長い陰線引けとなり、上値トライに失敗して押し戻されて引けています。終値ベースでは週足の下値抵抗を守っており、反発に転ずる可能性を残していますが、146.80-90の抵抗を下抜けて越週した場合は、下値余地がもう一段拡がり易くなります。さらに144.80-90の抵抗も下抜け、144.50以下で越週した場合は、4月に付けた139.89と7月に付けた直近安値142.69を結ぶサポートラインも下抜けて、新たな下落リスクが生じます。逆に148.40-50の抵抗を上抜けて越週した場合は週足の形状が改善して下値リスクがやや後退、149.80-90の抵抗をクリアして150円台に乗せて越週した場合は、151～152円ゾーンにある中期的な上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は147.80-90，148.40-50，149.20-30，149.80-90に、下値抵抗は146.80-90，146.00±10銭、144.80-90，144.00-10にあります。31週移動平均線は147.32にあり、若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。しかし、62週線は149.54にあり上値を抑え込んだ状態に変わりありません。

　今週の戦略は、ドル買いは146.60-70で軽く買って145.90で一旦撤退です。これが付いた場合は145.00-10で再度押し目買い。この場合の損切りは144.40で撤退です。ドル売りは147.80-90で戻り売り。損切りは148.50で一旦撤退です。

　上値は、147.30-40に軽い抵抗が、147.80-90，148.10-20，148.40-50にやや強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されますが、148.50超えで終えた場合は下値リスクが軽減されて、148.80-90，149.10-20にある一段と強い抵抗をトライする動きへ。全てクリアして終えた場合は、149.60-70，149.90-00にある一段と強い抵抗をトライする動きが強まり易くなりますが、週足の形状が悪化しており、ここまで届かない可能性が高いと見ています。下値は、146.60-70に強い抵抗がありますが、146.50以下で終えた場合は新たな下落リスクが生じて146.20-30，146.00±10銭、145.40-50，144.90-00にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。週足が144.50以下で越週するか、日足が144円割れで終えた場合は142円台にある中・長期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。