
午前の為替予想は… 注目のジャクソンホール会合 FRB議長の利下げへの距離感は?
作成日時 :2025年8月22日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
ドル円予想レンジ
147.200-150.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約1円上昇。米国の企業景況感を表す8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想に反して前月から大幅に上昇したことや、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が9月の利下げに消極的な姿勢を示したことで米長期金利が上昇し、一時148.41円前後まで上値を伸ばした。
本日はジャクソンホール会合にてパウエルFRB議長が講演を行う。昨年の会合ではパウエル議長が「行動する時が来た」と発言し、FRBはその後の3回の連邦公開市場委員会(FOMC)で合計100bp(1.00%ポイント)の利下げを行った。FRBは今年に入って一度も利下げをしていないが、米7月雇用統計の結果を受けて9月利下げへの期待が高まっただけに、議長の発言に注目が集まっている。なおFF金利先物が示す9月の25bp利下げ織り込みは約72%、9月も含めて年内2回(合計50bp)利下げの織り込みは約92%となっている。パウエル議長が利下げに消極的な姿勢を示した場合の方がドル/円相場の反応は大きくなりそうだ。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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