読みづらい今の相場を解説!【マット今井 実践トレードのつぼ】
収録日:2025/7/25
元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。
動画要約・まとめ
主な出来事
日米関税合意
- 日本とアメリカが関税について合意
- 株式市場では自動車株を中心に急騰
- 日経平均は42000円まで上昇
アメリカの利下げ圧力
- パウエルFRB議長を年内に交代させる話も浮上
- 利下げ圧力が強まる状況
市場の不思議な現象
- 通常なら関税合意で円安になるはずが、そうなっていない
- 日本株価上昇にもかかわらず、円高に振れる場面もあった
- 方向感が出ておらず、非常に分かりにくい相場
- 決め手となる材料が出ても、どう反応すべきか判断が困難
今後の注目点
7月30-31日の重要イベント
- 日銀政策決定会合とFOMCが開催
- 両方とも金利据え置きはほぼ確実
- 植田日銀総裁とパウエルFRB議長の発言内容が最大の注目点
日銀の状況
- 日本のCPI(消費者物価指数)は3%超
- 実質金利が大幅マイナス状態
- 日銀は内心では早期利上げを望んでいると思われる
アメリカの状況
- パウエルFRB議長は早期利下げに慎重な姿勢を継続
- 今回もその姿勢を維持するかが注目
トレード戦略
- ドル円は下がりきらないとの見方
- 押し目買い戦略
- 変動幅が大きくないため、スワップ取りが有効か
結論
現在の為替市場は方向感に欠け、通常の経済理論では説明できない動きを見せている。日米関税合意というポジティブ材料があっても円安にならず、株高と円高が同時進行するという異例の状況。今後は7月30-31日の日銀・FOMCでの両総裁の発言が相場の方向性を決める可能性があるが、決定的な材料に欠けるため、大きな反応は期待できない。トレード戦略としては、ドル円の押し目買いとスワップ取りが現実的なアプローチとなると考えている。
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株式会社マットキャピタルマネージメント 代表取締役今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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