
午前の為替予想は… 堅調な米経済指標で上昇も上値が重い 米消費者心理の移り変わりに注目
作成日時 :2025年7月18日7時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 中村勉
ドル円予想レンジ
147.600-149.600円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%上昇。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長解任騒動を受けたドル売りの反動で買い戻しが優勢となった。また、米6月小売売上高や新規失業保険申請件数の堅調な結果もドル買い要因となり、一時149.08円前後まで上昇した。
トランプ関税をめぐる不透明感・不確実性は依然として高いものの、米経済は底堅い動きが続いている。FRBの追加利下げに対する期待が徐々に後退していることがドルの下値を支える要因だ。一方で、FRBの独立性をめぐる懸念は完全に払しょくされていないことがドルの上値を抑える要因ともなっている。本日のドル/円は148円台後半から149円台前半を中心に方向感を探る動きとなりそうだ。材料面では米7月ミシガン大消費者態度指数・速報値が発表される。米関税政策の先行きが不透明な中で、米国の消費者心理の変化に注目したい。
今朝 最新のドル/円チャート

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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