14日の日経平均は3日続落。終値は110円安の39459円。米国株安を受けて3桁下落スタート。序盤は下値を模索する動きとなり、下げ幅を200円超に広げた。39200円台に入ったところで売りが一巡し、10時台半ばからは下げ幅を縮小。2桁の下落で前場を追えると、後場にはプラス圏に浮上する場面があった。しかし、戻し切った後は買いが続かなかった。終盤にかけては改めての売りに押されており、3桁の下落で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6600億円。業種別では電気・ガス、機械、不動産などが上昇した一方、その他製品、情報・通信、空運などが下落した。1Qが大幅な営業増益となったイオンファンタジーが急伸。半面、ジンズホールディングスは3Q累計で大幅増益となったものの、通期見通し据え置きで目先の材料出尽くしが意識されて急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり907/値下がり649と、値上がり銘柄の方が多かった。三菱重工、川崎重工、IHIの防衛大手3社がそろって大幅上昇。前営業日に決算で急落したファーストリテイリングに見直し買いが入った。アドバンテストやディスコなど半導体株の一角が上昇。円安を手がかりにトヨタやホンダなど自動車株に資金が向かっており、直近で大きく売られていた日産自動車が3%を超える上昇となった。
一方、良品計画が上方修正や1:2の株式分割を発表したものの下落。上昇する場面もあって場中は強弱感が交錯し、売買代金は全市場でトップとなった。良品計画同様、内需の好業績株として市場からの評価が高まっていたサンリオが、警戒売りに押されて4.5%安。レーザーテックやソフトバンクGなど、グロース株の一角に大きく売られるものが散見された。前営業日に年初来高値を更新したフジHDがきょうは大幅安。下方修正を発表したジェイテックコーポレーションが急落した。
日経平均は3日続落。ただ、値上がり銘柄は多く、警戒ムードが高まるような下げではなかった。今週は先に参院選投開票や三連休を控える中、きょうのように強いのか弱いのかはっきりしない日が多くなるかもしれない。
米国ではあす15日に6月の消費者物価指数(CPI)が発表される。この発表を前に、あすの日本株は様子見姿勢が強まるだろう。11時には中国関連の指標が多く出てくることから、機械や化粧品など中国絡みのニュースに刺激されやすいセクターの値動きが大きくなる可能性がある。日経平均は25日線(39147円、14日時点)が下値のメドとして意識されるかが注目される。3日続落で値ごろ感は醸成されており、25日線の下には節目の39000円も控えているだけに、この近辺で当面の売りが一巡する展開に期待したい。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
