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最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。
動画配信期間:公開日から2週間
動画の内容をギュッと要約
市況概要
- 不確実性が拡大する中、為替は比較的安定
- 取引量は実需中心で非常に少ない
地政学リスク
- イスラエル・イラン情勢が継続中
- トランプ大統領の過激発言も市場を揺らす要因
- 石油価格・金価格に影響
アメリカの状況
- ドル高はアメリカ経済好調ではなく、リパトリエーション(資金還流)が要因
- 株価低迷で海外資金を本国に戻す動き
- 覇権国としての負担を嫌う傾向
- 関税問題で国内外から訴訟が相次いでいる
日本の金融政策
- 日銀は政策金利据え置き、国債買い入れ減額を決定
- 植田総裁は基調的インフレ率2%未達を理由に利上げペース緩和を示唆
- 政府は利上げを抑制したい意向
- 昨年とは逆の構図(政府主導で利上げ抑制)
市場の特徴
- 出来高が極めて少なく、貿易取引中心
- 機関投資家や生保の動きがほとんどない
- 投機的な動きも自己完結せざるを得ない状況
今後の見通し
- 6月はドル買い傾向、7月は夏枯れでドル売りの可能性
- 関税問題の行方が最大の焦点(7月4日独立記念日までに決着予定)
- 欧州への資金流入が顕著(株価15-20%上昇)
結論
短期的には以下の流れが予想される:
- 6月:アメリカのリパトリエーションによるドル買い継続
- 7月:夏枯れ相場でドル売り・円買いの可能性
- 日銀の利上げは当面抑制される見込み
- 関税問題の決着が最大の相場変動要因
- 取引量の少なさから、大きなトレンド転換には時間を要する可能性
最大のリスク要因は関税政策の行方であり、これが確定するまで不確実性は継続する見通し
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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