豪ドル/円今日の見通し「米中貿易摩擦緩和期待が豪ドルの支え」2025/6/9

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

【最新号】

短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続伸。終値は前日比+1.21ドルの1バレル＝64.58ドル（6月6日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・5月30日に発表された豪4月小売売上高は前月比-0.1%と市場予想（+0.3%）を下回った。

・5月28日に発表された豪4月消費者物価指数（CPI）前年比は前月から横ばいの+2.4%（予想：+2.3%）だった。また、4月CPIトリム平均は+2.8%で前月（+2.7%）から反発した。
4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。

・5月20日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。市場予想通り政策金利を3.85％へ25bp（0.25%ポイント）引き下げた。同時に公表された金融政策報告内の経済見通しでは25年末の国内総生産（GDP）成長率やインフレの予測などが前回（2月）から下方修正された。

・5月15日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.25万人増加）に対して8.90万人の増加だった。失業率は4.1%で前月から横ばい。労働参加率は67.1%だった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

トランプ関税の混乱再び　豪ドル円は方向感見出しにくい

先週5日に米中首脳による電話会談が開催された。米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から米ドルが買い戻された。また、中国と交易関係の強い豪ドルにとってもポジティブな材料だ。本日は中国5月消費者物価指数（CPI）が発表されるが、”過去のモノ”として豪ドル相場への影響は一時的なものとなりそうだ。本日は豪州や米国にて主要な経済指標の発表はないことから、トランプ大統領の関税に関する発言に注意しつつ方向感を探る動きとなりそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
10:30 中国5月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは晴れ。7時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとRSI、豪ドル/米ドルの移動平均でシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。