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最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。
配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は6月3日 (予定)
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の要約・まとめ
全体的な市場状況
米国債格下げのニュースの影響は軽微
アメリカの景気先行指数が市場予想比でやや弱い数字となり、ドルが全般的に上値の重い展開
日米財務相会談を控えているが、前回のベッセント財務長官との会談でもドル円相場には特に触れられなかったため、現在のレート水準についての言及はないと予想
ドル円分析
週足分析では、147円60-70銭付近に重要なトレンドラインが位置
先週148円65銭まで上昇したが、実体では下に抜けて終了
今週の上値を抑える要因は147円台半ばから後半に2つある
148円台で終われば、ドルの上値が上がる可能性
144円を割れると142-140円まで円高が進む可能性
140円前後が強い横のサポートとして機能
139円を割り込まないと下値も広がりにくい
ユーロドル分析
右肩下がりが続き、4週連続陰線
しかし中長期的には調整下げの範囲内であり、トレンド自体は強い
1.1円ちょうどがサポートとして機能
1.13台で終われば調整下げ終了の可能性、1.14の23銭を超えると強気の流れに戻る
ユーロ円分析
重要なサポートラインは切れているが、レジスタンスラインが上に抜けたところで一致
対ドルでユーロが強いがドル円でドルが弱いため、もみ合いが続く
162円を割り込んで終わると下落リスク
157円台に中期的な下値抵抗あり
豪ドル円分析
すべての通貨ペアが7月に高値をつけており、対円での大きなトップを付けた可能性
93円台をしっかり維持できれば94-95円へのトライあり
92円を割り込むと90円または88円まで試す動き
86円6銭は2年ぶりの安値で、中長期的なダブルボトムを形成した可能性
結論
ドル円:148円を超えないと上昇トレンドは強まらず、139円を割らないと下落トレンドにはならない。
ユーロドル:調整下げの範囲内で、1.13台で終われば下落終了の可能性。1.14台で終われば上昇トレンドが復活。
ユーロ円:もみ合いが続き、162円が重要なサポート。162円割れで下落リスク増加。
豪ドル円:93円がサポートとなっており、92円割れで下落リスク。86円台は大きな底を形成している可能性があり、押し目買いの機会がある。
全体的戦略:短期的には押し目買いの機会があるが、上値は重く、利益確定は迅速に行うべき。中長期的には各通貨ペアが昨年7月に高値をつけており、戻り売りの流れに注意が必要。

外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。
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