豪ドル/円今日の見通し「イースターマンデーで豪州は祝日　FRB議長解任をめぐる発言に注意」2025/4/21

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日豪4月雇用統計発表！
・4月17日発表の豪3月雇用統計は、雇用者数が市場予想（4.00万人増加）に対して3.22万人の増加だった。失業率は4.1%で前月（4.0%）から上昇。労働参加率は66.8%だった。

・NY原油先物市場は反落。終値は前日比-0.52ドルの1バレル＝63.15ドル（5月14日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・5月2日に発表された豪3月小売売上高は前月比+0.3%と市場予想通（+0.4%）を下回った。

・4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。
同時に発表された豪3月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.4%（予想：+2.3%、前月：+2.4%）だった。また、3月CPIトリム平均は+2.7%で前月から横ばいだった。

・4月1日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を4.10％で据え置いた。声明では前回の声明にあった「追加利下げには慎重」という文言が削除されるなどややハト派的になった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪雇用統計堅調な豪労働市場が悪化した場合は？

豪州では1-3月期CPIが前年比+2.4%で、3四半期連続でRBAの目標レンジ（2‐3%）内に収まっており、インフレは期待通りに伸びが鈍化していることから、市場は来週（20日）のRBA理事会での25bp利下げをほぼ織り込んでいる。
本日は豪4月雇用統計が発表される。豪州の労働市場は、2月こそ雇用者数が大幅に減少したが、3月には反発した。また失業率は4.0%前後で推移が続いていることから、豪州の労働市場は引き続き強い状態にあると考えられる。また、昨日発表された豪1-3月期賃金指数が前年比+3.4%と市場予想や前四半期（ともに+3.2%）を上回ったことも豪労働市場の強さを示すものだ。インフレの伸びが鈍化を示していることでRBAが利下げに動いているため、豪4月雇用統計が多少強い結果となっても、RBAの政策判断に与える影響は軽微だろう。一方で、豪4月雇用統計が豪州の労働市場の悪化を示唆する内容となれば、まだ3割程度しか織り込まれていない、次々回7月の追加利下げ期待を高めることになりそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
豪4月雇用統計
米4月小売売上高、同生産者物価指数

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは雨。3時に豪ドル/米ドルのRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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