「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
最新のマーケット情報まとめ
現在の状況
ドル円は140円60銭台まで1.6円下落している
イースターマンデーで多くの国が祝日のため、取引量が少なく荒い値動きになりやすい
下落の主な要因
・日米財務相会談への警戒
4月24日に日米財務相会談が最終調整中
加藤財務大臣とベッセント財務長官が為替問題について話し合う予定
トランプ大統領は円安に不満を示している
・パウエルFRB議長の解任リスク
トランプ大統領がパウエル議長を批判（「行動が遅すぎる」）
「私が求めれば彼は辞任するだろう」と発言
FRB議長解任の権限については不透明
中央銀行の独立性が損なわれるリスクがある
・米中貿易摩擦の状況
関税合戦は一旦落ち着いているが、「仲間集め」が始まっている
米国：各国に中国製造業抑制を要請
中国：ベトナム、マレーシア、カンボジアを訪問し結束を呼びかけ
今後の見通し
今日のターゲットは139円50銭（昨年9月の安値）
140円を割り込むとこの安値を試す可能性がある
141円台に回復すれば持ち直しの動きも
結論
ドル円相場は、日米財務相会談とパウエルFRB議長の解任リスクという二つの大きな要因から急落している。イースターマンデーで取引量が少ないため荒い値動きが予想される。140円を割り込むと139円50銭の安値を試す可能性があり、米中関係の進展にも注目が必要。通常より値動きが大きくなる可能性があるため、急激な変動に注意が必要。
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『最新のドル/円相場を解説』
経済指標・イベントの結果について
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お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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