トランプ関税で円高へ?【マット今井 実践トレードのつぼ】
収録日:2025/4/10
元邦銀ディーラーの今井雅人氏が現状の世界経済を詳細に分析し、今後の為替相場動向まで踏み込み見通しを示します。
動画要約・まとめ
1. 現在の市場状況はトランプ大統領の政策に大きく左右されている
2. 大きなテーマ(トランプ政策)があると、経済指標や金融政策などの通常の要因に市場が反応しなくなる現象が起きている
3. トランプ大統領の関税政策の発言によって市場が大きく変動している
- 関税猶予の発言:円安、株価急騰
- 関税発動の発言:円高(ドル安)、株価急落
4. 現状では市場の方向性を予測することが困難
5. 投資戦略としては:
- 方向性を決め打ちせず
- ニュースが出たら反応する
- 静観してトランプ大統領の発言や政策に応じて行動する
6. 関税政策が継続されれば:
- アメリカはスタグフレーションに陥る可能性が高い
- 株価は急落
- 円高が進行
結論
トランプ大統領の政策、特に関税政策によって市場が大きく振り回されており、通常の経済指標や金融政策の影響が薄れている。市場の方向性予測は困難であり、ニュースの出た時点で反応する短期トレード戦略が現状では妥当。関税政策が継続されればアメリカ経済はスタグフレーションに陥るリスクがあり、株安・円高の可能性が高い。
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今井雅人 氏
1962年生まれ、岐阜県下呂市出身。上智大学卒業後、1985年に三和銀行入行、1987年よりディーリングの世界に入る。1989年から5年間シカゴに赴任、その間多くの著名トレーダーと出会う。日本に戻ってからは為替部門に従事。2004年3月までUFJ銀行の為替部門の統括次長兼チーフディーラーを勤めていたが、同年4月に独立。内外の投資家にも太いパイプを持ち、業界を代表するトレーダーとして活躍するが、2009年8月第45回衆議院選挙に立候補し、初当選。現在は、経済アナリスト活動など多忙な毎日を送る。元東京外為市場委員会委員、東京フォレックスクラブ理事歴任。株式会社マットキャピタルマネージメント代表取締役。
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