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最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。
配信期間:公開日から2週間
※原則隔週の配信となります。次回配信は4月22日 (予定)
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の要約・まとめ
市場の概要
- 海外市場では特に注目される経済指標の発表はなかったが、トランプ関税を巡る思惑で上下変動が激しい一日だった
- 日米の電話首脳会談が行われ、その後日本との貿易交渉に当たると発表
- トランプ大統領が中国を除いて他国との相互関税に関して速やかに交渉を開始すると表明
市場の動き
- アメリカの株式市場は上下動を繰り返した後、わずかに反発
- 日本の株式市場の先物市場も上昇して引けている
- ドル円は円の売り戻しの動きが強まり、148円台を回復して147円台後半で引けている
ドル円の分析
- 週足では陰線で終わり、上値を切り下げる流れは変わらず
- 中期トレンドは弱く、150.60-70円を週足の終値で上抜けない限り円高リスクは軽減されない
- 145円付近に長期的なサポートラインがあり、その範囲内で反発の可能性がある
- 短期的にはドルの底打ちと反転の動きが強まるかもしれないが、中期的な流れは円高ドル安のまま
- 144円を下抜けると142円半ばや140円台を目指す動きになる可能性も
ユーロドルの分析
- 中期的なトレンドは強く、1.06付近にサポートラインがある
- 1.07-1.08台に重要な抵抗線があり、これを上抜けられていない
- 1.06を割り込まない限りは調整下げの範囲内
- 短期的なサポートポイントは1.085円付近
ユーロ円の分析
- 160-163円台の範囲内で動いている
- 160円付近が重要なサポートポイント
- 160円を下抜けると次のサポートは158円、さらに156円
- 164円を上抜けない限り上値余地は広がりにくい
豪ドル円の分析
- 非常に弱い展開で、下降トレンドに入っている
- 95円を上抜けない限り中期的にも弱い展開が続く
- 88-90円が中期的なサポートポイント
- 現状では90円台から上はどこかで売る対象となる
- 92円を上抜けるのは難しく、91円台を回復するのも容易ではない
結論
相互関税を巡って右往左往する展開が続くと予想される中、ドル円は短期的に反発の可能性はあるものの中期的には円高ドル安の流れは変わらない。ユーロドルは調整下げの範囲内での動きが予想され、ユーロ円は160円をサポートに上下動が続く見込み。豪ドル円は弱い展開が継続し、上値は重い状況。トレンドを見極めながら取引することが重要で、短期的な反発を捉えつつも中長期的な方向性を意識した取引戦略が必要。
目次
00:00 ドル円 週足分析
03:49 ドル円 日足分析
07:35 ユーロドル 週足分析
10:17 ユーロドル 日足分析
12:03 ユーロ円 週足分析
14:35 ユーロ円 日足分析
16:49 豪ドル円 週足分析
18:25 豪ドル円 日足分析

外国為替ストラテジスト
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より、テクニカル分析の第一人者、若林栄四氏の下でテクニカル分析を研究、習得する。同行退職後、1998年まで在日米銀などでカスタマー・ディーラーや外国為替ストラテジスト、資金為替部長を歴任。現在は外国為替ストラテジストとして、テクニカル分析に基づく為替相場レポートを発信中。各種メディアへの出演も多数。
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